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あの、ハンバーグの味


№8 今回紹介するお話

「生まれつき両腕が不自由ためお母さんはお弁当作りもうまくいかず、当時小学生だった男性は「この弁当いらない!!」と言ってしまいます。高校2年になったある時、お母さんが弁当を作くるといって、渡してくれたものは、あの時とは見た目が違う、ハンバーグが入った美味しいお弁当でした・・・。」

今回紹介するのは、生まれつき両腕が不自由なお母さんがいた男性の投稿です。
※投稿時期は2010年頃と思われます、違っていたらごめんなさい。

このお話をYouTube上でアップされたものがありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

俺の母さんは、生まれつき両腕が不自由だった。なので料理は基本的に父が作っていた。ただ、遠足などで弁当がいる時は、母さんが頑張って作ってくれていた。

でも、小学校6年の時の遠足で、見た目が悪い母さんの弁当を見られるのが嫌で、「弁当はコンビニで買っていくから、この弁当いらない!!」と
言ってしまった。母さんはそんな馬鹿な俺に、ただ、うまく作れなくてごめんねとしか言わなかった。

高校になってからは給食はないので俺はいつも購買のパンですませていた。
しかし、高校2年になったある日、母さんが弁当を作ると言い出した。
それは遠足の時に作ってくれたものとは、見た目も味も段違いに良くなっていた。不自由な手で、一生懸命作ってくれたのだ。

と、思ったのもつかの間。 肺炎で入院したかと思うとぽっくり逝ってしまった。弁当を作り始めてから3ヶ月しか経たない内に。母さんが死んだ後、親父から聞いたのだが、どうやら母さんは俺の為に、定食屋をやっている知り合いの所に一年間料理を習いに行っていたらしい。

そして後日、その定食屋に行って見た。定食屋の人と俺は直接、関わりは無いけれど、優しそうな人だった。そして母がよく弁当に入れていたメニュー、ハンバーグ。それの定食を頼んだ。そして、それを口にしたとたん、ぼろぼろと涙がこぼれてきた。

たった3ヶ月しか食べられなかったけど、たしかに母さんのハンバーグの味にそっくりなのだ。腕がまともに動かせないのに、頑張って作ってくれた、
あのハンバーグの味。形は少し不細工だったけど、とても美味しかった、
あの、ハンバーグの味。

YouTube

この話を元に作られた動画がいくつかありましたので、一部を紹介します。

/ゆっくりが語る1分で泣ける2ch 様

2chかあちゃんねる 様

まんがシアター

(2ch)ひまつぶしチャンネル『LAN』

ショートバージョン

(2ch)泣き笑いほっこり『LAN』

思い出のゆっくり2ch

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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