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松岡美術館『レガシー―美を受け継ぐ / 唐三彩 古代中国のフィギュア』展

本展では、20世紀初頭のパリを彩った多様な表現を、当館コレクションからご紹介いたします。パリに集った多くの異邦人からなるエコール・ド・パリ、前衛的な表現を探求したフォーヴィスムやキュビスム、シュルレアリスム、そして日本からパリに渡った作家たちの表現をご覧ください。

唐時代には、唐三彩俑や加彩俑と呼ばれる、カラフルで生命力に溢れる造形のフィギュアをお墓に入れる風習がありました。今回は三彩馬をはじめとする唐三彩や加彩のフィギュアを展示し、その魅力に迫ります。

松岡美術館は初めて訪れました。

ロビーには古代ギリシャの大理石彫刻やブールデルの大作があり、一階の常設展示室には古代オリエントの仏像、古代エジプトの発掘物、ムアやグレコの現代彫刻が。
二階の特別展も、唐時代のカラフルな焼き物と、エコール・ド・パリの油絵。

松岡美術館のコレクションの幅の広さをこれでもか、と思い知らされましたが、一方鑑賞する立場としては、あまりにいろいろあり過ぎて、ちょっと雑駁で散漫な印象になってしまいました。この日三館目の疲れもあったかもしれません。

日本庭園もあって(立ち入りはできないようです)、木々の緑を眺めながらゆっくりベンチに座って過ごす時間も楽しめます。

最も大きな収穫は、以前から観たかった角浩さんの作品に出会えたこと。幻想的で不思議な世界観、期待通り素晴らしい作品でした。


玄関前駐車場には羊が二匹

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