ジャック・ケルアック『地下街の人びと』

バードの演奏が轟く暑い夜に結ばれた若き作家と黒人女性。酒とドラッグとセックスに酩酊する二人の刹那的な愛を描くビート小説。

『路上』を読み通せたので調子に乗ってもう一冊ケルアックに挑戦、と思ったら、案の定見事に蹴散らされた。

様々な人物たちが登場して、いろんな会話をしているんだけれど、何の話をしてるのかさっぱりわからない。
人間関係もわからないし、場面と場面がどうつながっているのかもわからない。

まあとにかくそんな感じでした。

原題は「THE SUBTERRANEANS」で、どうやらジェイムズ・ジョイスの「Dubliners」のパロディらしい。ほんまかな?確かに作中ジョイスへの言及はあるけれど(触れられた作品は『ダブリン市民』ではなくて『フィネガンズ・ウェイク』)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?