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【鉄日】24/09/17. もすこしおてやわらかにキャムプ。

「ヒロシのぼっちキャンプ」あまりにもベタだと思ってたら、存外面白かっや。
彼の視点が他とは違うから、続いているんだろうな。
ランタン、キャンプギアに関するこだわり、実用性よりもカッコいいという美意識で動く。
その代わりキャンプ飯については無頓着で、スーパーで買う惣菜や即席麺なんかで済ませる。
肉が焼ける絵が欲しいんでしょ、とばかりに何の工夫もなくぶっきらぼうに焼くスタイル。
その自然に出てくるギャップが嫌味ではないんだろう。
そんなワケで、早くキャンプに行きたくなり、焚き火の火吹き棒なんぞを買ったりする。
本来ならそろそろ涼しくなってくる頃合いなのに、猛烈な残暑が続いている。


だけどこれ以上我慢出来なくて、義理の弟家族や家の者を誘い出し、キャンプ場でBBQとシャレ込んだ。
大阪からお子も帰省していたので、とりあえず勢揃いということになった。
僕は焚き火ができればそれでいいんです、泊まるのは僕だけだし。
お昼過ぎ、いつもの麻那姫湖キャンプ場、日曜日は曇りのち雨という予報、
気温も少し下がり陽が緩いので、ぼちぼち野外活動もこなせる。
一応雨の心配もしてターフ(つってもブルーシートだけど)を木々に張ってカバーした。
さあ火を興しますよ、缶ビールお供に、三つの焼き場を立ち上げる。
前から使ってる大きめの焚き火台をファイヤーしていい具合の炭を、バーベキューコンロに移す。
そちらでファミリーは肉をどんどん焼くがいいさ。
今回おろしたての小さい焚き火台(A4サイズ、ヒロシが使ってそうなやつ)は、義弟がアヒージョしてる。
僕は鳥一羽をダッチオーブン鍋にぶち込み、生姜とニンニクでただ煮込むだけ。

お子たち過去〜現在


10数年前に初めてこっちに来た時はほんの子供だった互いの家族も、義弟の長男は社会人、妹はJC(女子高生)、ウチのは大学生と、
こっちは歳喰うだけだけど、若人の成長は忍者の木(麻)のよう。
さっきまで若葉だったのが、いつの間にか飛び越せないくらいに成長してやがる。
少しだけおセンチになってしまいました。

そして夕刻と共に皆さは帰宅、やっとボッチな時間がやってきた〜。
と思ったら急に雨が降ってきて、急拵えのターフ下でしょんぼり、まぁテントも作ったし気絶するまで呑みましょう。
しかしですよ、ちゃんと食材を片付けてくれたのはいいんだけど、塩を使い切ってんのさ。
空っぽの塩、胡椒や唐辛子があっても何もできない、鳥スープの黄金汁も塩分が足らぬるは。
もう呑む。
深夜はかなり降っていたが、ターフのお陰でテントは直撃せず。
雨音は壊れたピアノではなく、ショパンの調べであった。

うってかわって翌日は灼熱が戻る。
悠長に焚き火なんぞしてられぬ、暑すぎて片付けで汗だく、これはいけません。
お昼過ぎまでモタモタしておったが、臨界点に達し離脱いたしました。
頼む、もすこしおてやわらかに。
こりゃあまだまだ来月まで出掛けられぬるは。

〆の曲「ダーク・ダックス - キャムプと御飯」ヤッホ〜