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【鉄面皮日記】22/12/29.仕事納め。


X'mas的LED

年末感ゼロな2022年12月もあとわずかです。
もう50回以上やってきたこの年末模様、まぁこんなもんですな。
初雪から一気に積もって50cm以上、これもまた北陸の冬景色。
当分はクソもミソも直ちに白く塗りたくられ、
薄汚いものも清められたような気がして、けれどもそれは上辺だけで、
その下にはドス黒く汚れたものが隠れ様子を覗っている次第、
それもまたそれで云ってしまうのも野暮ったく、まぁいいじゃないか、
やはり世間では、すっぴんよりも化粧か。


ツリー搬出

先日、仕事納めもし、最後に2メートル強のツリーを撤去した。
一回の貸出しで元は取れているので、後の予定はなく、ハウスの片隅で朽ちていくのかも知れない。
もうどうしてもですね、この順応というやつはですね、とても馴染み易く従順で飼いやすいので、ついついこちらも無意識にその流れのまま流されていってしまうんです。
こうなったら、職替えを検討した方がいいが、僕の場合、約束の期日があるのでその順応下で我慢する。

昨今は、youtubeで植物育生動画などを拝聴し、自身も試してみたりする。
けれども外人さんの動画は心ない。
"Bonsai"という括りで、植物を曲げたり切ったりくっつけたりと、まるでプラモデルのようだ。
栄養剤活力剤漬けにして育生スピードを早めたり、なるほど一見クールな動画ではあるが、よくよく考えたら酷くく、植物にとっては拷問か改造手術かって具合だろう。
即席で描く姿にしてしまうのだから、箱庭を作っているようなものだ。
だからそれから先の、時間が経過した姿を見せて欲しい。
枯れてしまったり死んでしまったりしていたら、それは一瞬の美でしかなく、生き物を使って製作する意図は消える。
思いもかけない変化、合体や分解、変異、そんなように成長生育していく植物を愛でたい。
様々な方法はあるだろうが、あまり無下に扱って欲しくはない。
枝を切り落としても水につけとけば、せっせと根を這っていくような生命力に感嘆するからだ。

「また買えばいいから」と、仮の上司が宣った。
でた名言(迷言)!?  やっぱいっぺん死んだほうがいい。
こいつがどんどん植物リースで使い濾した観葉を空き地へ捨てていく。
さんざんこき使った遊女を梅毒ひとつで捨てるように、枯れて姿がよくなくなったりした観葉を無下に廃棄する。
そして本当に新しい観葉を仕入れてくるのだ。
費用対効果を鑑みて用済みと決めたら、その仕事がぜったい何よりも重要な任務の如く遂行する。
猶予をくれ、剪定したり植え替えたり、挿木で増やして子を作るのもいい、なによりも復活する生命力がある。
この人のやり方にはほとほと愛想が尽きてる。
だけども仕方ない、この人べつに植物が好きでこの仕事に従事してるんじゃないんだもの。
性格もクソヤローだけど、まぁこんな奴も生きてるんだろね、広い世の中には。

少し脱線してしまった。
愚痴はいらない、それをキャラとして認知してしまえば、驚きも発展もなくそれはそれでしかなく、馴れていって、空気のように放置してしまえる。
無関心で応じるしかない。
何にせよ、あと5ヶ月ほどで退席するのだから、僕は僕の研究を続けていくのみだ。