1日は長く、1ヵ月は早い

子どもが生まれて数ヶ月が経った。
毎日飽きることなく「かわいいねえ」と言いながら過ごしている。

このnoteを書いている今、我が子はわたしの腕の中ですやすや気持ち良さそうに朝寝をしている。そろそろ1時間半かな。
顔を洗って、朝ごはんを食べ、歯を磨いて、パジャマから部屋着に着替えただけの、外には出られない格好のわたし。

抱っこする腕は痺れてきているし、コーヒーを飲みたい。でも、布団に置くとすぐに目を覚まして「まだ眠いんじゃ〜」とご機嫌ななめになってしまうので、朝は気が済むまで腕の中で寝ていてもらっている。

長い。何もできない時間が長過ぎる。

眠くて泣き叫ぶ子どもを抱っこして寝るまでユラユラしている時間も、寝てから起きるまでの抱っこの時間も、ミルクをごくごく飲んでいる時間も、長く感じる。

頭の片隅には、あれしたいこれしたい、とタスクが溜まっていくのに、何もこなせないまま次の日になってしまう。幸い夫も育休中なので代わりにやってもらったりするが、自分でできないことに時々もやもやする。

そんな1日を30回ほど繰り返すと1ヶ月になる。

前よりも洋服が小さくなったなあ、笑顔が増えたなあ、おしゃべりが増えたなあ。もう1ヶ月?!

そう、1ヶ月は早過ぎる。

あっという間に大きくなって、賢くなって、幼いからこその行動がなくなっていく。成長が嬉しいだけでなく寂しいものであることは、子どもが教えてくれた新しい感情だった。

さて、1時間半の朝寝から目覚めたと思ったら、まだ寝たりなかったようで30分程ぐずって大泣きし、また腕の中で寝始めた。

こうして時間が過ぎて、あっという間に子どもは大きくなってしまうのかと思うと、永遠にも感じる泣き止まない時間も大事にしないといけないのかもしれない。こうしている間もスマホなんて見ず、泣き疲れた子どもの姿を目に焼き付けていたほうがいいのかもしれない。

何もできない日も仕方がない。その分、小さな命と向き合っていた証拠である。そう思うことにして、1日を、1ヶ月を、1年を、全部大切に過ごしていきたい。

あいかりん

そして、最後の見直しをしている今、子どもは朝寝から起きて遊びミルクを飲み、昼寝をしている。顔を近づけるとミルキーな香りがして幸せな気持ちになる。わたしも寝ます。

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