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ゆるふわダイアリー

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日々感じたこと・考えたことなど。
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2024年6月の記事一覧

小説のタイトル付けって難しいよね、という話。

 先日、書店でライトノベルのコーナーを見ていたときの話。  棚に収められた本で、やけに黒い背表紙があるなと思って見てみると、そういうデザインではなくタイトルの文字列だった。  ちっちゃい文字が80文字ほどギュッと並んでいた。  ……覚えられなかった(著者の方ごめんなさい)  昨今では定着しつつある、長文タイトルというものについて考えてみる。  たとえば、こういうやつ。  あ、このタイトルはいま5秒くらいで私が適当に思いついたものなので、深掘りは不要である(こんな作品は存在

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三つ子の承認欲求百まで、という話。

 先日、私は親戚の3歳児・Aちゃんと遊んでいた。  Aちゃんとは久々に会ったのだが、言葉をたくさん覚えていて行動範囲もぐっと広がり、いろいろなことに好奇心を持つようになっていた。  そしてお絵描きをしては私に「見てー!」と自慢げに見せてきて、積み木をしては「見てーー!!」と誇らしげに見せ、YouTubeで動画を観ながら踊っては「見てーーーッ!!!」と楽しげに呼んでくる。  ふと私は、インターネット社会そっくりではないか、と感じた。  多くのクリエイターたちが小説を書いた

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完結させることって大事だよね、という話。

 創作界隈では「エタる」という言葉がある。  あるいは「エターナる」という表現をすることもあるようだ。  読んで字のごとく、作品がエターナル(永遠)に完成・完結しないまま途絶えてしまう状況を意味する。  最初は毎日更新だったのが毎週〇〇曜日更新に変わり、そして不定期になり、やがて……。さすがに毎日や毎週は大変だよね、と読者もはじめのうちは書き手を気遣うが、だんだんと「あれっ、もしかして……?」「うわっ……作品の更新頻度、低すぎ……?」となってゆく。  それでは読み手だけで

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