昨日の事故についての考察?

令和になって1つも記事を投稿していない事に気がついた。
ネタもなく、GWやる事が多かったと言う所があるけど、世間を騒がしている保育園児童の隊列に突っ込む事故について書いてみたいと思う。

現場は見通しの良いT字交差点、制限速度は50キロ
右折車A、直進車Bによる事故に園児が巻き込まれた形になります。
過失割合としては、A80:B20という事故になります。

・なぜ起こってしまったのか?
現時点ではAが無理な右折をし、Bがそれを避けようとした為、発生してしまった事故と思われます。

・事故を防ぐには何が必要だったか?

・右折車Aは交差点内徐行義務があります。びっくりして避けさせるような運転は、たとえ接触せずとも、過失が発生します。
・右折車Aは何故待たなかったか?グーグル・マップを見る限り、右折信号付きです。無理に曲がらなくても、そのうち曲がれます。
・右折車Aはショートカット右折をしたのではないか?定かでは無いですが、ニュースサイトの写真を見る限り、右折車の軌道が浅いです(事故停止位置から推測)。右折は交差点の中央付近を徐行しながらです。

・直進車Bは事故回避は原則ブレーキです。横断歩道の時点で危険に察知できていれば、ブレーキで止まれます。時速50キロで走行時、フルブレーキで※32m程で止まれます。止まれずとも徐行同士の車の事故であれば、車が凹む程度で済みます。ちょうど横断歩道のあたりから、交差点内が30m程です。速度が遅ければ、事故の規模も小さくなります。
(※路面が乾燥し、タイヤの状態が良い場合)

・道路上の問題

 この写真を見る限り、巻き込み防止の金属ポール等が立っていないように思えます。大型車の巻き込み防止等の理由から、設置されている箇所が増えていますが、そういった金属ポールが設置されていれば、低速の普通車であれば止まります。お金のかかる事なので、なかなか全ての交差点に設置は難しいですが、柵などがあれば、死亡事故までは至らなかったかもしれません。

 また、右折レーン側に誘導のポール(赤くて柔らかいポール)が立っていれば、速度の乗った状態で、ショートカット右折等する事を抑制できます。(横断歩道があるので、全部は無理ですが)

余談:危険回避の際ブレーキを踏まない人に話を聞いたことがありますが、突っ込まれるからと、その人は言っていました。今回のケースで急ブレーキをかけ、仮に突っ込まれた場合、無理な右折をした車が原因を作っています。また突っ込んだ車の車間距離に問題があるという可能性もあります。過失割合はだいぶ低いはずです。


令和最初の記事も交通関係になってしましましたが、新元号でもよろしくおねがいします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?