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noteで自分の物語を楽しんで愛する。あとがきと雑記。


先日短編の創作に挑戦してみました。


そうしたらエッセイや詩とはまた違う、自分の内側を見る新しい扉がひとつ、ポンッと生まれました。
創作をしながら、自分から生まれる物語を、その新しい扉を開いて眺めていました。

今日はそこから見えた景色のお話しです。

自分から生まれた物語を、楽しんで愛する作業を行います。

物語を読む私の物語。
を、眺めるあなたにも。扉を開ける特別な鍵をお渡ししますね。
一緒に開きましょう。

🚪ひらけゴマ🚪


主人公の“私”は読み仮名を探しながら歩いています。すると丘の上から聴こえてくる美しい音色に惹かれます。
引き寄せられるように足がそちらへと向かい、
後から追い付いてくる心と相談をします。
流れに巻き込まれながらも、この音色を聴くか聴かないかの選択をして、身を委ねます。

・・・この自分で選択する。ということは、とても大切な行為なのかなと思います。
物語の序盤では主人公は自分の行動を自分で選択しています。
しかしのちに弦楽器を弾く男と対峙することにより迷いが生まれ、選択することができなくなります。
自分の軸が揺らぎ、自分が、ぶれます。
『どうして私はこの旅をしているのだろう。無駄なことなのかもしれない。』
そんな思いが沸き上がります。

原因となった奏者の男ですが、彼は言葉を信じず、音だけを研ぎ澄ませ磨き続けてきました。
そんな男は言います。
『新しい言葉を得るのは無駄なこと。外側からペタペタと新しい言葉をくっつけて、張りぼてのようで滑稽になるだけ。』
言葉をそんな風に捉えているみたいです。
だから言葉に音(感情)を乗せることをしない。

言葉を切り捨て、弦楽器の音だけに感情を乗せます。だから男の奏でるものは、孤高で重厚な音色になるのでしょうか。


おそらくその音色は沢山の情報を含んでいたのだと思いますが、主人公は特に強さをキャッチしているようでした。
なぜでしょう。

強さに憧れているから?(主人公はすぐに学校や船に忍び込もうとする性格です。読み仮名を探す旅1によると。臆病で大胆!https://note.com/ibuki_salon/n/ncca4245984ae )

すると強いの反対、弱いという自己認識が自分にあるのでしょうか。無意識のなか、自分にそうフィルターをかけているのでしょうか。

それとも・・・
同じ強さが“私”の中にもあるからこそ、そこに強く共鳴したのでしょうか。

きっと色々なすべてが織り混ぜっているのでしょうね。
ふたりが出会えてよかったです。
自分で作り上げた信念がありそれを土台として生きてきた男と、自分の言葉を探している主人公。素敵な出会いだなと思いました。


こんなことをえらそうにのんきに書いてますが、男も主人公も、登場人物はみんな私です。よわよわもつよつよも、臆病も大胆も、ずるいもひとりよがりも、色々な全部の私が物語に登場しています。
恥ずかしいけど。
・・・どれもかわいい私!・・・と思うことにします。
丸出しで恥ずかしいけど!!
こんなこと書いてるの、恥ずかしいんですからねっ。(唐突なやつあたり)


そんな男の音(感情)を浴び、主人公は灰色の町を彷徨います。
人の言葉や感情を浴びると、時に人は惑います。
羅針盤はぐるぐる回って自分がどうしたいのか分からなくなっちゃう。
灰色の町はきっと素敵な町なのでしょうが、主人公にはそこに住まう人々の姿も見えないし、石畳の道は永遠のように続きます。


俯きながら歩いているので、そこから抜け出すきっかけとなったのは、道端に生きる小さなお花でした。
その時の主人公の周波数とは異質のものとの出会いによって、感情の海から浮上して、ぷはっと海面で息をします。
溺れていたことに気付き、前に進むことを選択することができます。

うん。
よくがんばったね。よしよし、なでなで、ぎゅっ。
浮上してもなお、迷いを抱えているのですが、大丈夫。大事なやつです。
疑問や苦しみの原因と思い抱えているものは、あなたにだけのギフトです。
ひとつひとつ、進んでいこうね。

それはあなただから持つことができる、
あなただけの優しさや能力。しあわせの種。
綺麗な光を放ち誰かを癒しているよ。
私は救われたり癒されています。本当にありがとう。



そして次の大地へと向かい川を渡ります。
ここで船頭さんと出会います。
船頭さんは導き手です。船頭。先導。言葉って不思議でおもしろいです。

彼はその職業の性質を彼自身の性質としても持ち合わせています。
ずうっと生業としてきたのでしょう。
職業でも趣味でも人間関係でも、長くもしくは強く心を注いだ(物理的でなくても。自発的であってもなくても。)対象は、その性質が人の性格に大きく割合を占めて形作るように思います。
船頭さんにはなんだって乗りこなしちゃうように見えますが、彼が舟を漕いでいてくれて良かったなあと思いました。


彼の性格は、おおらかで、何事もポジティブに考えます。
そして物言いは断定的です。
なぜなら導き手だから。
人は断定的な物言いに惹かれやすいと思います。時には思考を停止して、誰かに決めて欲しい時だってあります。楽をしたり甘えたりしたって、いいよ。

『新しい言葉を得ることは、無駄なことなのでしょうか。』
と聞く主人公に船頭さんは
『いやそれは違うね。ひとつの言葉はひとつ以上の世界を作る。』
と声をかけます。その言葉で主人公は目線を上げることができます。

ここでは船頭さんは主人公の抱える問題に対して、自分の意見をはっきりと述べます。
この、人に対してまっすぐな彼の性格や、漕ぐ舟のリズムのおおらかさ、彼から放たれるあたたかさを感じられたのでしょうか。
主人公は自分が受け入れられていると、感じられたのかな。また人とお話しができるようになります。


ここでもし船頭さんが、また違う意見を言ったとしたら・・・?
『何事も無駄か無駄じゃないかを決めるのは“自分次第”だと思うよ。物事をどう捉えるかも、そのあとどうするかも。』
『言葉自体にいいも悪いもない。』
などと言ったら、主人公は顔を上げることはできなかったかもしれません。

なんにせよ意見自体はどれも正解であり正解でないかもしれない。両方。それは魂の多様性としてただ在ることがもう愛おしく美しいのかもしれない。
物語のなかでは、平行世界として存在しています。一方で放たれた言葉は分岐点となり道にもなるためです。

・・・でも、でもだからこそ、どんな意見も自由に選択することができます。なぜならすべての存在は繋がっていて自立していて自由で、今生きてる。
その私が、私の人生の主人公だから。



“自分次第”という言葉は、心が元気な時はポジティブに捉えて原動力に変換することができますが、自分を見失っている時に聞くとそれはもやもやの大きな雨雲みたいです。だって自分はどこかへ行っちゃっているから。的を得ないの。不思議。

もう一方の世界線の船頭さんの言うように、今の自分の状況や背負うものをどう捉えるかは自分次第と思えたなら?

自分でちょっぴりひとつ何か選択をすることで、初めて先に通じる道が拓くのでしょうか。少しずつ毎瞬の選択を大切にして、その度に目の前に自分だけの光の道ができていく。
暗い道に思えるときも、霧の中にいる気がしても。実はそのままでもう愛に向かって進んでいるのかも。今も、地球は回り進んでいて。私とあなたと全員の意識は、今も動いているから。


心のなかでは自由に、今いるこの場所が今までの終わりでここがスタートって、いつだって毎瞬自分で決められることを忘れずにいたいです。


・・・でもその前に、やりたいことがありました。
主人公は、自分次第のその選択をする前に、する為に、まずは自分でいる、自分の軸に立ち戻る必要がありました。

自分に立ち戻る。まずそこに立ち、安心して悩んだり、選択ができるのかなと思います。
前向きで優しい船頭さんにそのやり方を教えて貰いました。舟を漕がないという荒業で。とっても楽しそうです。
主人公は忘れていただけのようでした。
自分でいること。
川の流れの中にいたとしても、自分の中でなら地に足をつけることができる。
大丈夫と感じたり、安心できる、リラックスする気持ち、を思い出す。

そんなふうなことを思い出せたみたいです。
心が落ち着いて良かったね。


そうして主人公は改めて初めて、自分の心で周りの景色の美しさを感じたり、向かう先の新しい大地を見ることができるようになりました。


ここで物語は終わります。



私には、白いお花と船頭さんが必要なときがしょっちゅうあるので、きっとこんな物語が生まれたのだと思います。うふふ。



今朝見付けた、たからものあげます。
ほわほわのキラキラ。
こちらもあげます。昨日の雨粒。
どうして世界はこんなに綺麗なのかな?
あなたとこうして見れて嬉しいです。
見てくれて、受け入れてくれて、ありがとう。



~あとがきのあとがき、人物描写について~

前回の短編で、物語のご感想と、登場人物についてのコメントをいただきました!本当に嬉しくて励みになりました!ありがとうございました♡
お陰で、初めて人物描写を意識して、自分の作品を眺めることをしてみました。(ご感想のコメントをいただいた方から、新しい扉を開く特別な鍵をいただいた気持ちです。)
そうしたらなんとびっくりするほど人物を描写してないことに気が付きました。
全員、視覚から得られる情報が、目しか出てこないんです。

私の人物描写は・・・穏やかな深い目とか、目線が私の表面を滑ったとか、目がキラキラして綺麗だったとか・・・

目だけ!

それで、なんとなくたぶん私は普段から人とお話ししてる時に、本当になんにも気にしてないんだなあって気が付きました。うける。ふふふ。まあいいや。
今度服装とか体型とか年齢とかのディティール描いてみますね。そのためには観察しなきゃですね。


まあ・・・私のエッセイにも物語にも、服装について出てきたことがないのは、全員裸だからなだけなんですけどね。
唯一、弦楽器奏者の男は革靴だけ履いているみたいです。


あんまり気にしてないから、だから絵が下手なのかな。この子もいつも裸だし。(裸だったんだ)

あっっっ

絵が下手って言っちゃった。下手じゃないもん!!上手だもん!!!!


ピューーーーーン(走って逃げる)





おしまい。
こちらまでご一緒に、お付き合いいただいてありがとうございました。あなたのnoteにはあなたはどのように表れていますか?
ふふ。愛おしいですね。

私は、あなたのままの、あなたのnoteが好きです。
あなた自身も。





・・・ピューーーーーーン(恥ずかしくなって逃げる)









終わろうとしたけど戻ってきた。トコトコ。

なんかここ最近何日もずっと真面目な文章書いちゃった(この記事とか短編とか。創作の後書きなんてそんな個人的でマニアックなものを読んでくれる方いらっしゃるかしら。どうしよう。こちらまで読んでくださったあなたに、大感謝のハグをさせてください。ぎゅう。嬉しくて泣いてます。)
・・・そう、真面目に文章書いたの。だからそろそろもう限界!!脳が限界!!

次はなに書こうかな。


言葉をお餅みたいに、こねてぺったんぺったんついて、うにょーんってちぎって、色んな味付けをして、楽しみながらもぐもぐたべたい。


ん?(にこにこ)

一緒に食べてくれるんですか?(逃げ道を塞ぐ)


はいっめしあがれ。
ヽ(*´∀`)っ♡♡♡(私の闇鍋note)














サポートありがとうございます!とっても励みになります。 いただいたお気持ちはずっと大切にいたします。 次の創作活動を是非お楽しみにされてくださいね♡