いぶさん

昆布のように生きたい。

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最近の記事

義憤に駆られぬように

先日夫とともに、和歌山の山奥の、農薬が流れてこないような一番川上の家を買った知り合いの家にお邪魔してきた。 水は上水道ではなく、山水を引いたもの。 斜面に積まれた石垣が畑や田んぼを形作り、美しい風を運んでくる。 1000年続くその土地は、しかし閉鎖的ではなく自然農や有機栽培をやっている移住者も多いとのこと。 彼女に連れられて、近所でほぼ自給的に暮らす農園のお家にご飯をいただきに行った。農園の奥さんは高校生の頃に、自分が今まで無自覚に自然を踏みにじり、環境を壊してきていたこと

    • 徒然note その3 気づかないうちに他人の目を取り込んでしまっている話

      昨日の夜オットと話をしていたことの記録。 同じ町に住んでいる”キヨミン”という私たちがリスペクトしている女性がいる。キヨミンは今まで福祉関係にお仕事をしていて、とっても優しい。優しい人はたくさんいるけど、キヨミンの場合は無条件で肯定したり無理に誉めたりとかじゃなくて、すごくフラットな視点で「でもこうなんじゃないですか」ということを言ってくれたりする。菩薩みたいだ、と私と夫は思っている。 キヨミンはいろんな活動をされているのだけれど、じゃあその活動がたくさんの人に届いたかと

      • 徒然note その2 書きたいこと

        不思議なもので、その瞬間には「絶対毎日やる」と強く心に誓っているのに、翌日には前日のことが頭にかすめつつも、どうしても重たい腰があがらず一日と続いた試しがない、という方は多いはず。結局それは今の自分じゃない未来の自分に「お前やっとけよな」と圧を掛けているだけなので、そんな無責任な先輩がいたら、後輩たちは言うことを聞くはずもない。 自分の課したものに苦しめられるというのはよくあることだが、そうならないためには目標を設定しないことも重要である。 この徒然noteも気が向いた時に

        • 徒然noteはじめます。

          文学部出身の私。昔から文章を読むのが好きではあったのですが、この歳になると、自分の文章力が他人のそれより少しばかりは平均を上回ることに気がついた。 嫌味なもので、他人の書いた文章はすぐに修正すべき箇所がよく分かる。 自分の文章については、書いた後にナルシスティックに何度も何度も見返して修正してやっと満足して、世に出す勇気が持てる。 日々のできごとや感じたことなどをポップに気軽にSNSに投稿しようと思って書きはじめるものの、気が付くと「そこに何かメッセージをこめなくてはいけ

        義憤に駆られぬように