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わが子の幸せをたくすエンディングノートプロジェクト

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障害のある我が子と暮らす親の最大の不安を少しでも解消できればと、「親なき後問題」を考えるプロジェクトを始めます。親が元気なうちに何をするべきか、ご家庭の状況に即した解決策を考えて…
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職員のおもい ~ episode012 ~

職員として きょうだいとしてこんにちは、いぶき福祉会職員の原です。11月7日に愛知LD親の会かたつむりさんの「障がい者のきょうだい」についての学習会にゲストスピーカーとして参加しました。 わたしには、10歳離れた知的障害のある弟がいます。8年前には「ぎふ障がい者きょうだいの会」を立ち上げました。きょうだいの会とは、障害者のきょうだいが、安心して家族の悩みを話したり、交流したりする会です。かたつむりさんの学習会では、きょうだいとしての悩みやきょうだいの会の活動について話しをしま

10000日のありがとう 2日目

2日間の集いの冒頭で流されたこれまでの動画です。 いぶきをつくってきた人たちのおもい なかまたちの活動 これまでの感謝とこれからのおもいを6分半ほどにまとめました。少しでもみなさんに伝わると嬉しいです。 本日のパストラル見学の案内人さんです。 本日のトークセッションに出演していただいた保護者の方です。本日もいろいろなお話を聞かせていただきました。見学やトークセッションの内容はあらためて、ご報告させていただきます。 二日間の様子はYouTubeでライブ配信されました。こち

10000日のありがとう! 1日目

10000日の感謝イベント初日が終了しました。 写真で初日の様子をお伝えします。 パストラルD棟の防災拠点を会場に開催しました トークセッションに参加したいぶき北部事業部長池田(写真上)と保護者の方(写真下)です。トークセッションの詳細はあらためて報告します。 仲間と一緒にパストラルの中を紹介して回りました。こちらも詳細はあらためて報告します。 この内容はYouTubeでも配信されました。明日も下記のURLからご覧いただけます。本日は会場からの音声が小さく声が聞き取り

今日は9,999日目!

10,000日のありがとうまであと1日いよいよ、法人設立10,000日まであと1日となりました。 直前の今日は22日(月)と23日(火・祝)に行なわれる10000日感謝イベントの企画内容の一部を紹介したいと思います。 パストラルいぶき見学会昨年度4月に開所した4棟目のパストラルいぶきの見学をしていただきます。コロナ禍でのスタートということもあり、「見学したいけど...今は難しいですよね」というお声をたくさんいただいていました。会場で見学できるだけでなく、zoomをとおしての

9,997日目

10,000日まであと3日これまでの10,000日とこれからのいぶき福祉会を、多くの人たちと語りあうべく、準備をすすめています。 当日の予定(22日 23日共通) 10:30~ 開会のあいさつ      写真と動画で振り返る10,000日 10:40~ パストラルいぶき見学 11:00~ 家族によるトークセッション      テーマ「なかま・我が子の今までとこれから」      (メンバーは入れ替わりがあります) 11:40~ 質疑・交流 12:00~ 閉会のあいさつ 当

誰もひとりでは生きていけない 親なき後をつなぐバトン 〜 Interview.004

インタビュー第4回目は、いぶきの相談支援専門員の山中真紀さん。 相談支援専門員というのは、障害のある方がサービスを利用するにあたり、適切な支援が受けられるように相談を受けサポートする専門員です。 山中さんがいぶきと出会ったのは1995年、いぶきが発足した年のこと。ご主人の転勤で一時岐阜を離れたこともありましたが、再び岐阜に戻ってからもずっといぶきの職員 として従事してきました。いぶきの仲間ひとりひとりの環境をよく知る山中さんから、親なき後への思いを語っていただきます。 聴き

おやごころ ~ episode 011 ~

卒業後の活動の場所を作りたいいぶき福祉会は、そうした障害のある方のご家族のねがいからうまれました。いぶきの成長期、法人化~第二いぶき建設運動のころには、「いぶきのような施設を我が子の卒業後の居場所にしたい」と、まだ学齢期のお子さんをお持ちのお母さんたちが積極的に運動を盛り上げてくれていました。 2002年4月1日、いぶき福祉会がはじまって2,825日目に入所した彼のお母さんも、彼が小学生のころからずっと、いぶきの運動を支え続けてくれた人のひとりです。お母さんとしても念願かな

おやごころ ~ episode010 ~

父親の会結成いぶき福祉会には、お母さんたちを中心とした保護者会とは別に、「父親の会」があります。2014年2月11日、いぶき福祉会が始まって7,159日目のこの日、12名のお父さんが集まって結成されました。 母親任せにしないそんな思いから、父親ができること、やりたいことを語り合い行動しようと始まった父親の会。これまで、いろいろな活動に取り組んできました。 なかまが暮らすグループホーム「パストラルいぶき」周辺の草刈り、なかまたちの仕事場となっている春日の茶畑のお手入れ、なかま

9,990日目

本日、2021年11月12日は、いぶき福祉会が始まって9,990日目です。 先日、事務局会で10000日の感謝イベントについて話し合われました。 ・パストラルいぶきの見学内容について ・トークセッションのメンバーについて ・配信の方法について ・10000日記念のいぶきの商品販売について などなど。 どうやってこれまでのいぶき、今のいぶきをみなさんにお伝えするのか? どやって10,000日の感謝を伝えるのか? たくさんの意見交換がなされました。 当日はより多くの方にご参

誰もひとりでは生きていけない 親なき後をつなぐバトン 〜 Interview.003

インタビュー第3回目は、いぶきの仲間の親である河出さとみさん(57歳)です。 さとみさんの長女 河出あみさん(27歳)は、岐阜特別支援学校を卒業後、18歳から第二いぶきに通い始めました。まだ27歳という元気なあみさんは、自分のルールやこだわりが強いため、今はお母さんと離れて暮らすことが難しいところがあります。そんな彼女の将来を、親としてどう案じるか、地域の中でどう生きてほしいかを語っていただきました。 聴き手・文:篠田花子(ヒトノネ) 私が居ない生活は、お互い想像がつきま

おやごころ ~ episode009 ~

母は強しわたしの娘は四十一才です。この子との暮らしで、何人ものたくましいお母さんに出会った ずいぶん前のことだが、車の運転ができない障害児の母がいた。小さな彼女は、おんぶ帯で自分の背丈ほどの子を背負い訓練施設に通っていた。バス停までの道のりは遠く、雨も雪も降った。就学免除をなくしてほしいと、その姿で何度も市役所へ陳情にも行った。 このごろになって周りで聞くのは、同居の親や夫が大病を患い、その介護に追われているという人の話。さらに自らも病気や手術を繰り返していると付け加えら

28日目 事務局もがんばってます

ガバメントクラウドファンディングの取り組みが始まって、本日11月7日で28日目となりました。これは全期間のおよそ1/3になります。今日の朝までに56名の方から、969,000円のご支援をいただきました。 この間、事務局では様々な議題について話し合ってきました。 〇活動の拡散について  ・いぶきのFacebookやwebページいぶきの小窓、このnoteを通して情報を   発信していき、いいねやシェアを増やしていく。  ・チラシを作成し、いろいろなところで配布できるようにする

誰もひとりでは生きていけない 親なき後をつなぐバトン 〜 Interview.002

インタビュー第2回目は、いぶき保護者会の会長 大野秀子さん(71歳)です。 大野さんの次男 裕輝さん(40歳)は、知的障害と身体障害があります。養護学校(今の特別支援学校)の高等部を出たあと、いぶきに入所しました。今はいぶきの新しくできたグループホーム パストラルで生活しています。 大野さんは今年になって1度エンディングノートを綴っています。裕輝さんの1日の生活スタイル、気をつけておいてほしいこと…などを記録し、職員と話し合う機会を設けて思いを伝えました。今回のインタビュー

おやごころ    ~ episode008~

いぶき最高齢のなかま今年で84歳。ご両親とお兄さんはすでに亡くなられ、職員とのやりとりや行事への参加、帰省の受け入れはお義姉さんがしてくれていました。 加齢と衰えに逆らえない中でも彼女は法人化以前からいぶきに通い、いぶきのグループホームで20年以上暮らしていました。どれだけ歳をとっても、いつまでも大好きななかまたちと、かわらず仕事に取り組みたいと頑張っていました。できないことも増えてきたけれど、まだみんなと一緒に過ごせるだろうと思っていました。急激に食事量が減ってきた今年の