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現地で病んだ私がオススメするre:Invent記事

イビサです。AWSの招待で「AWS re:Invent 2018」に参加してきました。しかし、会期終了を前に現地で発熱し、ホテルのベットから一歩も動けなくなりました。4日目の基調講演を見逃し、楽しみにしていた記者同士の打ち上げにも参加できませんでした。

ふがいない僕はホテルの天井を見た 

確かに予兆はありました。会期3日目の火曜日、アンディ・ジャシーCEOが登壇した3時間におよぶ基調講演を終え、プレスルームに戻ったら、なんだかやたら眠かったんです。ピーター・デサントス氏のナイトライブを一晩かけて書いていた月曜日と異なり、今日はけっこう寝たはずなのに、とにかく眠い。気合いでインタビューと記者説明会はなんとか乗り切ったものの、いったん寝てしまったらまったく起きられなくなりました。

体温計で測ったわけではないですが、熱はありました。体がふらふらで、食欲もありません。そのため、ホテルのベッドでひたすら寝て、起きたら水を飲んで、また寝るを繰り返しました。朝になったら、今度は咳がひどくなってきたので、早朝にヴォーガスCTOの基調講演に行けない旨を広報・PRにお伝えしました。あわせて、夜の打ち上げ懇親会も欠席する旨を連絡しました。当初は熱の高さからインフルエンザを疑っていたので、うつしてしまうと危惧したのです。ともあれ、翌朝に日本に帰れるくらいまで復調したのは僥倖だったと言えます。まるまる1日半くらい失って、まさにほうほうの体で、東京に戻ってきました。

帰ってこられて安心したが、襲い来る慚愧と焦燥感

とにかく無事に日本に帰ってこられた安心感が先に来たが、その後で「よりによってなぜこんな日に」という慚愧の思いがこみ上げてきます。体調不良はあきらかに自分の責任だからだです。

確かにヴォーガスCTOのセッションはストリーミングで誰でも視聴できるのだが、英語が得意でなく、ビデオで記事書くのに慣れていないこともあり、どうしても筆が先に進みます。つくづく身体感覚だけで、記事を書いている記者であることを痛感します。新発表に関するブログやプレスリリースに関しても同じで、これって誰か読者が喜ぶのかと考えた時点でこちらも筆が止まります。そして週が明けると、他媒体から記事が上がり出し、焦り始めます。

ということで、3日目の記事はリリースお越しでお茶をにごし、何を血迷ったか、今年は他メディアのre:Invent関連記事を紹介することにしました。ちなみにre:Inventに関してはPullickey、Developer.IOという定番があるので、速報性や網羅感などを求める方は、そちらもぜひご参照のほどを。


これだけは読んどけre:Invent記事

まずは私が聞き逃したヴォーガスCTOのセッションは@IT三木さんの記事が詳しいです。残念ながらリンクを張ると文字化けしますが、タイトルは「AWS、サーバレスの進化とクラウドネイティブアプリケーションの広がり」。さすがに7年間連続してre:Inventに参加している三木さんなので、クラウドシフトを肌感覚として理解しています。前半の話は帰り際にまさに三木さんの口から聞いたので、実に感慨深い。

次にオススメしたいのは、毎月米国に来ているという西田宗千佳さんが書いたパナソニックのAWS活用記事です。こちらは3日目の午後にプレスブリーフィングがあった内容だった西田さんはここをすごく深掘りし、大手メーカーがなにを考え、どこにシフトしていくのかをえぐり出しています。コンシューマーにも強い西田さんならではの視点が光る必読の1本。

派手さはないものの今回初参加というZDNetの國谷さんはアウトプットが素晴らしい。長尺のキーノートから新サービスをきちんと抜き出し、テーマごとにまとめてとにかくハイペースでまとめ挙げていくスタイル。単にリリースを書いているのではなく、現地でのメッセージを盛り込んでるので読み応えもあります。

そしてもう1本押したいのは、東洋経済中川記者の記事。あんなテックなイベントだけど、ビジネス誌の記者は読者の関心にあわせて、いい感じにまとめています。この記事は、なにしろタイトルが惹きつけるし、講演のエッセンスやメッセージがとてもうまく凝縮されています。中川さんは現地でも知ったかぶりせず、他の記者にいろいろ聞いて、勉強していました。その姿勢を見習いたいです。

ということで、12月6日時点でのre:Invent 2018オススメ記事です。とりあえず日本に帰って、お医者さんにもかかったので、体調はほぼ本調子(ご迷惑をおかけしました)。来年は負けないんだからね!


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