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MEO対策とは?メリット・デメリットや重要なポイントを解説

一般的な企業のWeb集客と言えば、SEO対策やリスティング広告などが挙げられます。しかし実店舗ビジネスの場合はこれらにMEO対策もプラスすると、より効果が出やすいと言えるでしょう。MEO対策は、Googleマップの検索結果を活用し、店舗の認知拡大や集客促進が期待できるとして近年注目が高まっている手法です。

今回は、MEO対策の概要やメリット・デメリットなど、MEOの基礎知識をまとめて解説します。店舗・企業に限らず、集客にお困りの方はぜひ参考にしてください。

MEOとは


MEOとは、「Map Engine Optimization」の頭文字を取った略語です。Googleマップを中心とした地図アプリ上で、店舗や企業のビジネス情報を上位表示させる施策を指します。

Googleマップで上位3以内に入ると、Google検索の結果でもローカルパックと呼ばれる部分にトップ表示されるため、Web経由の集客アップが期待できる手法です。「地域名+サービス内容」など、エリアを特定した検索結果の上位に表示されれば、即時性の高い集客効果が見込めます。

MEOとSEOの違いとは
MEO対策を理解するためには、SEO対策についても知っておく必要があります。

「MEO対策」
目的 :Googleマップ上での上位表示・ローカル検索における検索エンジン上での上位表示
対象 :店舗や企業などの情報(ビジネスリスティング)
成果 :店舗や企業への来店・来社、問い合せなど
速度 :早め(最低で1週間程度の場合も)

「SEO対策」
目的:検索エンジン上での上位表示
対象: Webサイトやブログ
成果:Webサイトやブログへのアクセス
速度: 遅め(最低でも半年~1年)

SEOが検索エンジンでWebサイトやブログを上位表示してWebサイトへのアクセスを増やすための施策であることに対して、MEOはGoogleマップや検索エンジン上で店舗や企業などの情報を上位表示して、来店や来社を促すための施策です。

また効果が表れるまでの速度の違いは、コストにも影響します。本格的なSEO対策になると月額20万〜50万円程度が相場です。MEO対策は月額数万円で実施でき、費用面からも導入しやすいことが特徴です。

MEO対策のメリット・デメリット

MEO対策は、SEO対策と比較すると効果が表れるまでの期間が短いことや施策費用の安さが主なメリットでした。では、MEO対策単体で見たメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

ここからは、MEO対策のメリット・デメリットについて、それぞれ詳しく紹介します。

MEO対策のメリット
MEO対策のメリットには、主に下記6つが挙げられます。

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・SEO対策よりも難易度が低い
・確度の高い見込み顧客にリーチできる
・検索だけでなくGoogleマップからも集客できる
・登録しておくだけでも効果がある
・口コミを集めて信頼を得られる
・情報を発信してコミュニケーションをとれる
ここからは、各メリットの詳細を説明します。

SEO対策よりも難易度が低い
SEO対策・MEO対策はいずれもGoogle上での露出を増やすための施策ですが、難易度を挙げると、MEO対策の方が簡単と言っても過言ではありません。

「MEO対策」
競合:同じ商圏内の、同じキーワードを狙っている人たち
アルゴリズム変動:頻繁(毎週・毎月レベル)

「SEO対策」
競合:日本全国の、同じキーワードを狙っている人たち
アルゴリズム変動:ほとんどない

SEOは求められるレベルが年々上がっており、近年では上位表示されるまでにはある程度の時間がかかることが基本となりました。特にビックキーワードにおいては大手が上位を独占しており、競合性の高さから新規参入は難しい場合があります。

その点、MEOの施策対象はターゲット地域に所在する店舗のみとなるため、SEOに比べ競合性も低く、他社より先に対応することで検索上位を狙いやすい状況です。特に飲食や美容など、実店舗を持つ業界に有用です。

確度の高い見込み顧客にリーチできる
検索キーワードにもよりますが、Googleの検索結果で通常のWebサイトなどを差し置いて上位に表示される場合があります。

「地域名+業種(例:レストラン)」で検索すると、次のように表示されます。地域名を入れなくても、位置情報をオンにした状態で「レストラン」と検索するとGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)の情報が上位表示されます。

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Googleで「難波 レストラン」と検索した結果。通常の検索結果より上部に、目立つ形でGoogleビジネスプロフィールの情報が掲載されている。

「地域名+キーワード」で検索するユーザーは、来店までを考慮した購買意欲の高い見込み顧客です。また、上記のような来店の可能性が高いユーザーには、Googleマップのローカル検索広告を利用してお店を宣伝することもできます。

「ローカル検索広告」について詳しく知りたい方はこちらをお読みください。

▶︎ 【ローカル検索広告とは?】Googleマップから実店舗へ集客する方法

検索だけでなくGoogleマップからも集客できる
Googleビジネスプロフィールに登録した情報は、Google検索だけでなくGoogleマップにも表示されるため、両方からの集客が見込めます。Googleマップには便利な機能がたくさんあり、多くのユーザーが利用しているため、マップからの集客を狙う重要性は今後も増していくでしょう。

登録しておくだけでも効果がある
Googleビジネスプロフィールに登録して、店舗や企業情報をある程度整備しておくだけでも、未登録の店舗よりGoogleからの評価が高まります。ユーザーにとっては、何も情報が掲載されていない店舗よりも、きちんとした情報が整備されている店舗の方が「行ってみよう」という気分になれるでしょう。

お店への信頼性は、売り上げに直接かかわると言っても過言ではないほど重要です。まずは登録して、店舗の商品などを投稿するところまでやっておきましょう。

口コミを集めて信頼を得られる
ユーザーの多くが、「信頼できるお店」や「安心できるお店」を探すとき、レビューや口コミの投稿内容を確認します。特に飲食や物販といった業種ではその傾向が強く、Googleマップで店舗情報を見るときもまず間違いなくチェックされる項目です。

また、MEO対策においても、寄せられた口コミの量や質は店舗情報の評価に影響します。Googleを経由してレビューを獲得すれば、ユーザーとGoogle、両方の評価を同時に高められ、結果的にお店の信頼感アップにつながるでしょう。

情報を発信してコミュニケーションをとれる
Googleビジネスプロフィールでは、「投稿機能」を利用して下記のようなお店の情報を発信できます。

・特典:セールやクーポンなどの特典情報
・最新情報:新商品の発売や営業時間変更など、ビジネス全般の情報
・イベント:イベント名、開始・終了日時などの催事情報
・商品:商品タブにも表示される商品情報
・COVID-19の最新情報:新型コロナウィルス感染症に関連した取り組みや営業時間変更などの情報

お店の最新情報を投稿すれば、ユーザーからの信頼感や安心感を高められるでしょう。

★Grab記事本編では、MEO対策で上位化を目指すために必要な情報をお伝えしています。下記リンクをクリックしてご覧ください。


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