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ネフローゼ症候群の初期症状と入院初日編

ネフローゼ症候群の症状について

尿の泡立ち
尿中にタンパク質が漏れ出ると、尿の泡立ちがみられます。
むくみ
血液中のタンパク質、アルブミンが減少すると、崩れた血管内外のバランスをとるために水分が血管外へと出ていきます。またネフローゼ症候群では腎臓から塩分が排出されにくくなるともいわれています。これにより、体内に塩分・水分が留まり、むくみなどの症状が現れます。
むくみはまぶたからはじまることが多く、両側下肢に広がり、全身性のむくみに進行します。肺に水が溜まり、息苦しさを感じることもあります。   https://medicalnote.jp/diseases/ネフローゼ症候群?utm_campaign=ネフローゼ症候群&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo


二つの主な症状についての自覚は、
尿の泡立ち
・自覚無し。といつのも、ほぼ尿が出なくなっていたためです。
浮腫み
・自覚有り。体重の増加から、デニムが脚を通らない、シャツが苦しいなど思い返せば多々該当します。


入院した日は、
・体重が10キロ以上増えた(体重がこのペースで増えた経験はありませんでした)
・靴が履けないレベルの浮腫み
・常に息苦しく、頻繁に咳が出る
・強い倦怠感


などの症状が見られました。
上の二つは浮腫みに由来するものですが、
下の二つは肺に水が溜まっていた(肺水腫による)ためです。
この二つの症状を併せ持っていたため、治療には時間がかかると伝えられました。

これまでの人生で「腎臓病」に触れた経験も無かったので無理もありませんが、
まさか自分の身体がこのような状態になっているとは思いませんでした。


入院初日


2019年の5月2日のことでした。(以降、正確な記憶はこれのみです)
靴を履こうとしても、浮腫みのせいで靴が入らず、
仕方なく親父の使ってたサンダルで近所の耳鼻咽喉科へ向かうことにしました。

なぜ耳鼻咽喉科だったのかというと、
正直完全に体調不良をナメていて、
「まあ風邪とかだろうし、薬貰って飲んでれば治るだろう!」
とタカをくくっていたためです。

診察後、お医者さんから重大な告知。
「ここでは診療し切れない病気の可能性が高いです。近くの大きい病院を紹介するので、そこへ行って下さい。バスが10分後に出るのでそれに乗って下さい。乗り遅れると受診出来ません。」

いや、バスの時間!?
この身体とサンダルで走れと!?

この時既にあまり頭が回ってなかったため、病気よりもバスの時間のインパクトの方がギリギリ勝っていて、バス停までとにかく全力疾走しました。
何度も咳をしながらサンダルで走っていたので、バスの運転手さんがやや心配そうにしてくれました。

どうにかバスの時間に間に合い、病院に着いた時に看護師さんが言ったことが忘れられません。

「えっ!?バスで来たんですか!?タクシー使えば良かったのに・・・。」

一瞬、静かにキレた時のジェイソン・ステイサムみたいな顔してしまいましたが、

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よく考えてみたら、クリニックで「タクシー使った方が良いかもしれませんね〜」と言われた気もします。そりゃあ走らせたりしないわな・・・。体調とか以前にちゃんと説明を聞こうと決意します。


さて!やっと病院に着きました!
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なのですが!!!

なんとほぼ覚えてません!

病院に着いた達成感と疲労感で、待合室でひたすら寝てたので。

診察でガタイの良い若いお医者さんに「これ、思ってる以上に大変な病気です。すぐに入院して下さい。」と言われたことだけです。
この説明を受けてる間、頭の中は、
現在の自分の状況や今後のことが1割、
「多分、この人ラグビー部だろうなあ」が9割ぐらいでした。
ちゃんと説明を聞こうと決意します。2回目なのでより強く。

入院が決まり、職場や親や友人など諸々の連絡を済ませてからは、
とにかく検査、検査、検査・・・。

気付けば、消灯時間の22時を過ぎ、しかも明日の検査のために食事は無し。
やっとただごとじゃないと自覚し、空腹も相まって寝られないかと思いきや、
なんとすぐに就寝。基本的に寝付き悪いのですが、疲れてたというよりは、無力感も強かったと思います。
そして、怒涛の1日目を終え、魔の二日目へ・・・。

続く

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