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ロックガーデンについて知りたい!概要やデメリットとは

庭を作りたいときにまず意識する、庭のイメージを表すガーデンスタイル。
その中でも幅が広く、人気の高い庭のひとつにロックガーデンがあります。

しかし、幅が広い分ロックガーデンとはどんな定義のどんな庭なのか、どんな素材を使って作るものなのかが分かりにくい側面もあります。

イメージでは語れても、では定義としてはどうなのか、と理論になると上手く言えず悩んでしまいがち。

ロックガーデンとはどんな庭なのか。
初心に立ち返って、もう一度ロックガーデンについて見てみましょう。

店舗前を、ロックガーデン にしたいということで、南国風に仕上がっています。

□ロックガーデンの概要

*ロックガーデンとは

ロックガーデンとは岩や石などをメインに作るガーデンスタイルのこと。

とはいえ、その内情を見ていくと洋風なもの、和風なもの、ロックガーデンと間違われやすいドライガーデンに思えるものまでさまざまな庭がロックガーデンと呼ばれています。
その規模も個人の住宅にある小規模な庭から大きな公園まで幅広いです。


ロックガーデンの石組

*ロックガーデンとよく似た庭たち

ロックガーデンの定義は曖昧で、ここからがロックガーデン、という明確な線引きはありません。

ロックガーデンと間違われやすいドライガーデンは、ロックガーデンは岩や石などを中心としたガーデニングスタイル、ドライガーデンは乾燥地帯で育つ植物を中心としたガーデニングスタイルという違いがあります。

しかし、ドライガーデンにも岩や石を使いますし、ロックガーデンにも植物を使います。
そのため、どちらがメインか、といった曖昧な線引きになっているのが現状です。

diyで小さな庭つくり

*ロックガーデンの種類

ロックガーデンは岩や石などを中心に作った庭全般を指しますが、より細分化していくとアメリカ西部にあるアリゾナの乾燥地帯を模したアリゾナガーデンや砂漠地帯を模したリゾートガーデン、サボテンを主体としたカタスクガーデンや多肉植物をメインに作り上げるサキュレントガーデンなどひとつひとつに名前が付いています。

とはいえ、はっきりとこれ、とテーマを決めずに自分の直感とセンスで庭を作り上げる方も多いでしょう。
そうなれば、やはり分類としてはロックガーデンとしか言えない庭も多いのも事実です。

□ロックガーデンのメリット

1.自由に作り上げられる

庭づくりにおいては、庭に立体感を出すために高低差を作ったり方角を意識したりと考えることが多くあります。

しかし、背の高い植物を探さずとも使う岩や石を積み上げれば高低差は簡単に生まれます。
方角に関しても、植物ではない岩石をメインに作り上げるのであれば植物の育ちやすさを考える必要も植物が枯れないための工夫も必要ありません。

そういった意識せずとも構わないポイントが多いため、結果的にロックガーデンでは全体のバランスを深く考えず作りたい気持ちに従って自由に庭を作り上げられます。


diyで小さな庭つくり

2.環境の変化を作りやすい

岩や石を積み上げることで湿度や気温に差が生まれ、さまざまな植物と組み合わせやすくなります。

植物と組み合わせないとしても、環境の変化を作りやすいと庭の雰囲気に幅が出るためメリットと言えるでしょう。

3.洋風にも和風にもなる

先ほども述べた通り、ロックガーデンを細かく見ていくとさまざまな種類があります。
岩や石というどこにでもある材料をメインで使うからこその強みとして、どんな雰囲気の住宅にも合い、和風から洋風まで好きな雰囲気の庭を作れます。


低木や下草と岐阜石割栗石をからめて、ロックガーデンっぽい、ワイルドな雰囲気が出てます

4.低木や下草と岐阜石割栗石をからめて、ロックガーデンっぽい、ワイルドな雰囲気が出てます4.雑草対策にもなる

本格的な雑草対策と比較すれば控えめな効果ではありますが、岩や石が日光を遮り地面を押さえつけることで、砂利を敷いたような効果が見込めます。

局所的でも、作り上げた庭の中を手入れする手間が少ないと思えば決して小さくないメリットです。


□ロックガーデンのデメリット

1.ごちゃごちゃしやすい

ロックガーデンは上手く作れば美しい上にメンテナンスが少なく済むガーデンスタイルです。

しかし、一歩間違えるとごちゃごちゃしていて雑な庭という印象を与えかねません。
岩と石というどこにでもある素材を使うこともあり、手抜きした庭、と思われかねないデメリットがあります。

2.生えてきた雑草の対処が大変

ある程度の雑草対策になる、と先ほど述べましたが、実際に生えてきた雑草に対処するのはほかのガーデンスタイルに比べて大変かもしれません。

というのも、ロックガーデンで使用する岩や石の合間から生えてくる雑草は刈ることが難しく手で引き抜く必要があります。
岩や石の配置が決まっているなら、雑草を抜いたあとに戻さなければならないことも手間に感じるでしょう。

3.石の入手先が難しい

岩や石を使うロックガーデンですが、ホームセンターでも砂利や土、植物は売っていても大きめの岩や石単体を販売していることはあまりありません。

かと言って自然にある岩や石を勝手に持ち帰るのは法律に反する場合もあり、どこで入手するかは難しい話です。
通販などで入手自体はできるものの、今度は買ったものがイメージと違った、というリスクもあります。

□ロックガーデンのコツ

最後に、ロックガーデンを作るにあたって知っておくと良いちょっとしたコツについてご紹介します。

*植物の知識はある程度持っておく

ロックガーデンで使われる植物は大量の日光を必要とするものが多くあります。
一方で、中には日光を与えることで真夏に日焼けしたり水枯れを起こしたりする植物もあります。

手入れが簡単とされやすい植物が本当に簡単かどうかは実際に育てる場所によっても変わるので、ロックガーデンに合う独特の植物の知識が必要な場合があります。

*ロックガーデンでも水やりは必要

ロックガーデンで使われる植物には水分をあまり必要としない種類も多くあります。
そういった植物は秋から春までは地植えしておけば自然に降る雨だけで十分な水分量で、毎日の水やりは必要ありません。

しかし、一週間以上雨が降らないときや夏場、陽が強く地面が乾燥してきたときなどは水やりが必要となります。
普段は必要ないため、たまに水が必要となるタイミングの見極めが重要です。

庭に水やり

*肥料が必要かどうかは人次第

基本的に肥料を使う必要はありません。
ロックガーデンで使う植物は元々痩せた土地で育つ植物が多いため、肥料を使うと成長しすぎるためです。

逆に言えば、ある程度以上育てたい場合には量を調節しつつ肥料も使っていくと良いでしょう。

*自分好みの庭にするまでの過程を楽しむ

ロックガーデンには正解がない上、明確な失敗すらもありません。
定義はあるものの、これ、といった決まりがないためです。

また、ロックガーデンは何度も作っては確認し、修正して調整して、と作ることが上手くできるコツ。


ロックガーデンのdiy

*何も考えなくても意外と良いものができる

必ずではありませんが、考えすぎてもいい庭はできません。
頭の中でどれだけ良いものが思い浮かんだとしてもひとつひとつの石が小さなロックガーデンではその通りに並べられる確率は低いからです。

また、芸術家でも直感に任せて作ったものの方が良いものができる、というのはよくある話。
考えすぎて疲れてしまったら、一旦頭を空っぽにして作ってみるのも良いでしょう。

□まとめ

ロックガーデンは作りやすくメンテナンスの手間もあまり多くない庭です。
一方で誰の目にも美しい庭とするにはかなりのセンスと技量が要求される玄人向けのガーデンスタイルでもあり、初心者から玄人まで楽しめる庭でもあります。

また、ロックガーデンは特別な道具を必要としないという意味でも初心者向きの庭と言えるでしょう。
あまり形式ばった決まりにとらわれず、好きな庭を作りたい。
そう思ったときに難しいことを考えずに作り上げられる。
それこそロックガーデンの最たる魅力ではないでしょうか。



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