[グラレコ部 活動記録]2021年2月
そろそろ2020年度が終わりますね、振り返りと来年度の目標を立て始める方も多いのではないでしょうか。(本エントリー、執筆タイミングが3月頭でした…)今回は2021年2月の活動記録をお届けします。新しい取り組み盛りだくさんです…!(嬉しい!)
第3回日立京大ラボシンポジウム ー好奇心が駆動するBEYOND SMART LIFEの実現に向けてー
人間中心の社会へ向け、株式会社日立製作所と京都大学の「協創」を目指して2016年に設立された「日立京大ラボ」の第3回シンポジウムのグラフィックレコーディングを担当しました。
参考:書籍「BEYOND SMART LIFE 好奇心が駆動する社会」
完全オンラインで行われた今回、各セッションのグラフィックレコーディングは専門性をかみ砕き、より多くの人に内容の理解を深めてもらうための入り口として利用頂きました。
(01/04担当:畑明日香、02/06:川田智子、03/05:岸田祐佳)
どのセッションも面白く、刺激的で、書いていてとても楽しかったです!
楽しかったのですが、自分の力量不足を感じる部分もたくさんあり……。
時間制限の中できっちり仕上げるためには、はやり事前にしっかり準備をしておかねばならないということや、抽象的な表現をわかりやすく伝えるのは難しい…、ということが身に沁みてわかりました。
あとは、チンパンジーをたくさん書いたのですが、塗りつぶしされているアイコンがたくさん入ると、画面がきゅっと締まって結構見やすいな、ということも実感しました。(畑)
自動運転における法律と倫理、アフリカの文化研究という、ジャンルの違う2テーマを担当しました。用語を知るだけでなく、背景の理解を深める必要があったのを書き始めてから感じたのが最も大きな反省点です……。
また、多様な文化の象徴としてのエンセーテという存在を知ることができ、新しい学びを得ることができました。(川田)
テクノロジーにまつわる倫理など、自分の関心領域に近くどのセッションも非常に興味深かったです。が、抽象度の高い話と、細密な具体例が交互にやってくるので途中で何度か頭がフリーズしかけました。「技術受容から問う<文化>と<技術>の共進化」のセッションでは、セッション内容を人間(文化)とロボット(技術)との対話になぞらえて、人間が問いかけ、それにロボットが答える形にしたり、人間の吹き出しを丸に、ロボットを四角にしてみたりして、表現面でとっさの工夫を試みました。いつにも増して、もっと絵のスキルと表現力がほしい、と強く思った回でした。(岸田)
TOAワールド・ショーケース2021
欧州版SXSWとも呼ばれ、ドイツ最大規模のテック・カンファレンスとして2012年からスタートしている「Tech Open Air(TOA)」。そして、TOAと世界各地のイノベーション・ハブをつなげようと実施されている「TOAワールドツアー」。東京でも2017年からスタートしているカンファレンス「TOAワールド・ショーケース2021」の2021年度(開催は2021/2/15-/16)のビジュアライズを全面的に担当しました。
当日はグラフィックレコーディングと、文章を中心として場の可視化を行うRTD(リアル・タイム・ドキュメンテーション)という手法を組み合わせた可視化を行いました。
(小さな付箋がRTDの実践内容、グラフィックレコーディングはそれぞれのセッションで作成しました)
(DAY1)グラフィックレコーディング担当:オオツカサヨコ(NULL DESIGN)・岩﨑祐貴・秋山実穂・岸田祐佳・阿部俊介/RTD担当:川田智子
(DAY2)グラフィックレコーディング担当:田中圭子・秋山実穂・川田智子・畑明日香/RTD担当:岩﨑祐貴
グラフィックレコーディングは下記のリンクからダウンロード可能です。
https://www.dropbox.com/home/TOAWTT2021_Grec
瞬間をRTDで可視化しながら、特徴的な内容をグラフィックレコーディングでグラフィカルに表現していく。大規模なカンファレンスだからこそできた表現なのではないでしょうか。
全体の文脈を追いながら、強調するポイントを作っていく。引き続きチャレンジしていきたいと思います。
◇ ◇ ◇
活動の様子は Twitter などでご紹介しています。勉強会を共同開催するなど、メンバーに向けて何か一緒にできないか? などあれば、お気軽に本noteやTwitterにコメントいただけると嬉しいです。
記:川田智子
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