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〝なぜ受験をしたいのか、どんな受験にしたいのか“、娘とよく話し合い臨んだ中学受験

年度:2023
性別:女子
執筆者:母

 娘の中学受験の始まりは、ちょうどコロナが始まった4年生の時に、塾の先生から提案されたのがきっかけでした。

 娘は、塾と親に勧められるがまま、受験勉強をする事になりましたが、基本的に勉強が苦手な娘は、オンラインでの授業だとより眠くなってしまう始末。
 心機一転して、塾を辞め、評判の高い家庭教師の方に託したのですが、毎日、大量の課題をこなす事に精一杯で、娘はストレス過多となり、また思春期も加わって、親子ゲンカと勉強で疲労する日々でした。
 良い先生に教えて頂ければ、勉強が好きになって、やる気も増すかもしれない!という期待と裏腹に、余裕を失った娘は、どんどんやる気を失くし、結果5年生の春に、もう受験勉強はしたくないと、一度受験を諦めました。

 ところが、5年生の夏に、受験勉強に燃えて楽しそうに塾の話しをする友人から影響を受け、今度は娘から、「受験をしたい!」と言ってきたので、再び挑戦する事にしました。
しかし、やりたい気持ちはあっても、中々身が入らない娘に、親も焦りからイライラする日々。

 そんな中、首都圏模試での講習会で、教育ジャーナリストの中曽根陽子さんと出会い、受験や子供との関わり方などについて、様々な研究結果を基にお話し頂きました。
 お話し頂いた内容に釘付けとなり、今、私ができる事は、子供のケア、そして、子育てについてもっと知識を学ぶ事だと感じ、中曽根さん率いるマザークエストが主催されている、子育てのスキルを学べる講座へ参加するようになりました。

 そこで、受験や子育てについて色々な情報を得ながら、まず、〝なぜ受験をしたいのか、どんな受験にしたいのか“、娘とよく話し合いました。
 受験の目的や目標を明確にし、好きな英語を沢山学びたい!という理由で私立中学を目指した娘は、英検3級取得も目標に、日々頑張っていました。
 しかし、目標であった英検は取得できた一方で、模試の結果は下がる傾向にあり、塾をドタキャンする事もありました。

そんな中受けた12月の試験。
娘の第一志望だった学校から不合格通知を受け、娘はそこで初めて現実を受け入れ、相当ショックを受けていましたが、気持ちを切り替え、残された時間の限り、必死で勉強していました。

 2月の試験を目前にした頃、中曽根さんの講座で教わった、10minFOCUSmappingという、方眼ノートを使用した魔法のメモ術(たった10分で脳内を整理するメモ術)で、娘と再度、〝受験当日までどんな風に過ごすか″〝中学生になったら、どんな事をしたいか″など、頭の中を整理していきました。 
 お陰で、お互いとてもすっきりとした気持ちで、2月の受験に挑めたことを、今でも覚えています。

 ご縁あって、親子共に希望していた学校に、好きな英語を活かした試験方法で合格を頂けた時は、本当に嬉しかったです。

 中学受験は、親の関わりが強いからこそ、子供との距離感や対応などを知っておく事が大切であり、また、どんな結果に対しても、常に色々な選択肢がある事を伝えてあげる事も大切だと学びました。
娘の受験を通して、子育てへの知識を深める事ができたのは、私にとって財産です。

 中曽根さんやマザークエストの皆さんと出会い、ウェルビーイング子育て実践講座に参加し、子供をコントロールするためではなく、子供が幸せになるための子育てのスキルを、多方面から学べた事、また環境が違うお母さん方と実践を交えながら学びを共有できた事は、この時期を乗り越えるための糧となりました。

 今後も子供たちの意見を尊重し、困った時は、口であれこれ言うよりも、まず気持ちに寄り添えるお母さんでいたいと、日々邁進中です。

それぞれのストーリーを大切に、ウェルビーイングな中学受験と学校選び。
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