井戸冬嶺

詩を書くタイプの井戸冬嶺です。

井戸冬嶺

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最近の記事

詩『充溢』

人の悪口で楽しそうな人たちには 善性のある言葉は響かないだろうか 話題のひとつとして 陰口をたたく人とは違う 包み隠した歪みがある 何かをきっかけにして 蔑み嫌いへつらい避ける 悪性の気持ちは生まれてしまった 哀れな怪物たちよ 僕は誰のことも避けずに ただ僕でありたいと思うぞ 正論を受け止めて働き遊ぶ 飽きたらない人生の楽しみを 出来うる限り取り込んで生きていたい 心は枯れぬ限りは尽きぬ泉 蓄積させてきた 精神的な財の山より湧き出でるよろこび

    • 好き嫌いはどうでもいい

      自分が相手の人格(と認識しているもの)に対して抱いている好き嫌いの気持ちと、 その相手との会話がうまくいくかどうかにはおそらく関係がなくて、 その相手のことが嫌いだからといって楽しく会話出来ないのかといえばそんな事は決して無いし、良い印象を持っている好きな相手だからといって楽しく会話が出来るわけではないのだろう。 ではいわゆる〈コミュニケーションスキル〉が大切なのかといえばそれは少し違うと考える。世の中には会話術といった形で会話のテクニック情報が販売されており、そうした

      • 詩『正当な果実』/井戸冬嶺

        『正当な果実』/ 伊部冬嶺 いくつもそこらの枝に生っている 私の過ちたちは いつまでも放置する わけにもいかないし 収穫して 調理して 皿に乗せて そうして手元に置いて直視して よく噛んで食べて すぐに眠れば 全て栄養として身体に溜まって まとわりつくだろう その実は繰り返しくりかえし噛めば 毒にも薬にもなるし 過ちを受け入れる事で 生まれた苦しみは 人生の中で必要な苦しみだろう 反省と自己否定の結果としての 最終的な成長をもたらすだろうに 選り好みして 実を腐らせたカラス

        • note始めました

          ちょいちょいあげていきますこんにちは 見てくれたらうれしいです さようなら 伊部冬嶺でした

        詩『充溢』