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Group2 : 内容

こんにちは、Yuyaです。前回、Group2 : 概要編を投稿したので、今回は内容編です。個人的には一番不安な教科ではあるので、全然上手に書けていないところや、授業での取り組み方もできる人とは異なるかもしれないですが、ご了承ください。それでは、Group2 : English Bの内容を見ていきましょう。

日本とは違う英語の教育

Englsih Bは、日本の英語教育とは全く異なります。とは言っても、することは同じでもアプローチが異なることが多いです。日本では、英語の時間といえば毎週決められた数の単語テストがあったり、先生から文法を習ってそれを応用して文法問題を解いたりすることが主流だと思います。IBでの英語の教育は、これらと全然違う面がたくさんあります。いくつか例を見ていきましょう。

習った単語を使用する練習

まず、単元を始める前に軽く知っておいた方がいい単語を約30個くらい習います。その中から、上の写真のように空欄を埋める練習をします。特に、穴埋めをすることでその単語がどの品詞なのかも間接的に理解することができたり、この他にも実際に文を作らなければならない問題もあり、そこでは単語の意味を知っている上で例文を作成する能力も問われます。今回は「美容と健康」という単元から引っ張ってきましたが、anorexia(拒食症)やcaesarean section(帝王切開)といった医学に関わる専門用語なども文章内に出てくることがあります。そのため、ある程度はその単元に関わる単語を理解しておく方がReadingやListeningなどのインプットだけでなく、WritingやSpeakingなどのアウトプットにも応用できて便利です。

とにかく対話を意識する授業

また、IBでの英語では授業のほとんどがディスカッションであり日本語ほどスムーズにはできませんが、それぞれが意見を言い合って情報や考えを共有しています。特に、正解のない問いを扱う際には少し難しいところもありますが、すごくアウトプットの勉強になります。

ディスカッションに使用する授業スライド

これは、「美容と健康」について学ぶ際に使ったスライドです。ここでは、美容においてこの広告を見た人にどう影響を与えるのかというのを考えるものです。広告の上に書いているExplicit meaningやBlatantというのは明示的・直接的に伝えていることを指します。一方で、Implicit meaningやSubtleは、間接的に伝えることや暗示していることを表すという違いです。広告には、どちらの要素も存在していて例えばこの場合だと、Exlicit meaningには文字からも分かるとおり"本物の男性"と呼ばれるのはこのようなかっこいい姿であることを表します。Implicit maningにはこのようになるためにはこの商品を買う必要があると遠回しに商品の宣伝をおこなっているのです。

使用する場面によって変化させる形式

ここまでは、ReadingやListeningに焦点を当てたPaper2に近い話をしていましたが、ここからはPaper1と近い話をします。Paper1は日本語で言うWritingで、最終試験ではIBが指示している通りに書かなければなりません。この指示というのは、主に形式です。皆さんも、日本語で文章を書く際には多くの種類があって自然とそれらの形式によって言葉などを使い分けていますよね。それを、手紙であったりエッセイであったりそれぞれの形式ごとに書き方があるため、Englsih BのPaper1ではそのような部分にもフォーカスを当てて書き進めていきます。

クローンに関連した作文

また、Paper1には主に3つの採点基準があります。基準の1つ目が言語です。これは、使用している単語や文法が正しく機能しているのかを確認しています。これは、日本のWritingの評価基準とも似ていますよね。2つ目にメッセージ性です。ここでは、与えられた問いに対して自分の意見を述べられているのかがポイントになってきます。そこに説明と具体例があるのかなども大切な要素です。これは、英検などで見る形式と近いのではないでしょうか。最後に、先説明した形式に沿って書けているのかという点です。与えられた問いの答え方として論理的にスムーズであるかはもちろん、正しい書き方ができていないといくら内容が良くても点が与えられません。つまり、形式を意識しているのとしていないのでは得点に大きな差が生まれる要因になるのです。

文学を読んで分析する

最後に、IAについて少しお話しします。English BにもHLとSLがあり、SLのIAはイラストを見てそれに対して答えるという形式なのですが、HLは少し異なって文学について話すということが求められます。

私の学校で使用している2冊の本

私はEnglish Bを英語で選択しているので、IAではこの2冊のどちらかまたは両方から出題されることになると思いますが、今は左側の『The Giver』という本を学んでいます。授業ではChapterごとに取り組んでいくので若干スローペースではありますが、英語小説初心者の私でも内容はとても面白いと感じています。やはり海外の小説なので感情の表現などの英語は難しいものが多いですが、それ以上に分析が楽しくて続きが読みたくなるような本です。右側の『In Real Life』という本は漫画で、とても文字数が少ないです。まだ授業では扱っていないのですが、とても可愛い絵が特徴的だとパッと見て感じました。

今回はGroup2 : English Bの内容編を投稿してみました。小さい頃から英語を使っているインターナショナルスクールの生徒と比べて、やっぱりどうしても高い言語の差を感じますが、英語を読んだり聞いたりしたときに、英語で理解できるようにすることが今後の課題というふうに捉えています。同時に、海外進学する際にはTOEFLやIELTSなどの英語資格も取得しないといけないので、その辺りも詳しい人がいれば対策の仕方など教えてほしいです。少し余談になりましたが、次回はGroup3 : 概要編でお待ちください!

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