見出し画像

【入試解説】作文問題_大阪府立富田林2018年度<作文>

問題

「やってみると、興味がでてくる」ということについて、あなたはどう思いますか。次の指示に従ってあなたの考えを書きなさい。
指示
①1行20字の原こう用紙の19行から22行で終わるように書きなさい。
②題名や名前は書かないで、本文から書き始めなさい。
③全体は二段落で構成し、段落の最初は1字下げなさい。
④第1段落には、あなたの考えのもとになった体験を、第2段落には、あなたの考えを書きなさい。

解説にあたって

400字程度の作文では、具体例と自分の考えを論理的かつ十分に説明できるかがポイントになります。まずは具体例をうまく書くことに焦点を当てて練習してみましょう。

作文を書くまでの流れ

1.作文を書く前に
2.具体例を書くときの工夫
3.自分の考えを書こう

1.作文を書く前に

400字程度の作文を書くときは、いきなり原こう用紙に書き始めるのではなく、メモ書き程度でいいので「何を書くか」を問題用紙に書いて置きましょう。
例えば、今回であれば

・自分の立場
 「やってみると、興味がでてくる」は大切だ、などの考え
・その立場をとった理由
 なぜなら〜〜だからだ、など
・思い当たる体験談
 宿泊学習での自然体験活動、総合の学習での伝統文化研究、など

を書いておきましょう。

2.具体例を書くときの工夫

全国公立中高一貫校の過去問を見ている限り、400字程度の作文課題の多くは自分の体験談を書くことが求められています。富田林でも体験談を書くことが求められており、この部分における評価の比重はかなり大きいと考えられます。
以下ではiBASEの作文講座でお伝えしている「具体例の基本」を基に解説していきます。
まず、「対比」を使って具体例が書けないかを考えてみましょう。
対比を使って書くとは

①〜〜をしなかったとき
②〜〜をしたとき

を比べて作文を書くことです。今回であれば実際にやってみて興味がててきた時が②に当てはまります。①は例えば「やらなかったために興味がでてこなかった」ということになりそうです。

他にも、「類比」を使って書くこともできます。
類比で書くとは似たような体験を2つ以上並べて書くことです。

以上のような「具体例の基本」を用いることでだらだらと長く書く必要はなくなってくるはずです。
(だらだらと長くなってしまう原因は、1つの体験談だけを取り上げて書いてしまうところにあると考えられます。対比や類比は2つ以上の体験を描写することになるので、必要十分な内容になります)

3.自分の考えを書こう

最後の段落には自分の立場とその理由を書くといいでしょう。前の段落で書いた体験を踏まえて

・このように、私は〜〜〜と思います。
・なぜなら、〜〜〜からです。

の2点で十分と考えられます。まとめも含めて最後の段落を書くといいでしょう。

iBASEではいつでも作文添削を受け付けております。ぜひ課題に取り組んでみてください。

【iBASEからのお知らせ】

このたびiBASEでは、

☑︎ 公立中高一貫受検を目前に控えているご家庭
☑︎ 公立中高一貫受検の対策方法に不安がおありのご家庭
☑︎ 公立中高一貫受検をこれから検討するご家庭

に向けて、iBASEオリジナル『たった2時間でわかる!あなたの志望校の徹底対策動画2022』の提供を開始しました!
全国の公立中高一貫受検対策の専門塾であるiBASEのノウハウを、ご希望の学校に合わせて、

① あなたの志望校専用の傾向と対策を凝縮した徹底対策動画
② 適性検査専用の対策教材
③【無料特典】作文添削アドバイス

の3点セットで提供させていただきます。

日頃の学習の合間に活用いただける仕様のため、現在ご通塾の有無にかかわらず、「目からウロコ!公立中高一貫受検対策に精通したプロによる適性検査・作文・面接/グループワーク・出願対策」を凝縮してお届けします。
ご興味がおありの方、購入をご希望される方は、以下の詳細ページをぜひご覧ください!

対策動画2022イメージ

https://edict-ibase.com/lp-movie2022-htdocs/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?