【入試解説】作文問題_大阪府立富田林2018年度<作文>
問題
解説にあたって
400字程度の作文では、具体例と自分の考えを論理的かつ十分に説明できるかがポイントになります。まずは具体例をうまく書くことに焦点を当てて練習してみましょう。
作文を書くまでの流れ
1.作文を書く前に
400字程度の作文を書くときは、いきなり原こう用紙に書き始めるのではなく、メモ書き程度でいいので「何を書くか」を問題用紙に書いて置きましょう。
例えば、今回であれば
を書いておきましょう。
2.具体例を書くときの工夫
全国公立中高一貫校の過去問を見ている限り、400字程度の作文課題の多くは自分の体験談を書くことが求められています。富田林でも体験談を書くことが求められており、この部分における評価の比重はかなり大きいと考えられます。
以下ではiBASEの作文講座でお伝えしている「具体例の基本」を基に解説していきます。
まず、「対比」を使って具体例が書けないかを考えてみましょう。
対比を使って書くとは
を比べて作文を書くことです。今回であれば実際にやってみて興味がててきた時が②に当てはまります。①は例えば「やらなかったために興味がでてこなかった」ということになりそうです。
他にも、「類比」を使って書くこともできます。
類比で書くとは似たような体験を2つ以上並べて書くことです。
以上のような「具体例の基本」を用いることでだらだらと長く書く必要はなくなってくるはずです。
(だらだらと長くなってしまう原因は、1つの体験談だけを取り上げて書いてしまうところにあると考えられます。対比や類比は2つ以上の体験を描写することになるので、必要十分な内容になります)
3.自分の考えを書こう
最後の段落には自分の立場とその理由を書くといいでしょう。前の段落で書いた体験を踏まえて
の2点で十分と考えられます。まとめも含めて最後の段落を書くといいでしょう。
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