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2023年度広島叡智学園『サクッと』入試分析(国語分野)【最新!】

※2023/07/16:追記
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こんにちは!公立中高一貫校対策のiBASEです。

4月2日に、広島叡智学園の最新年度の適性検査が公開されました。

今回の記事では、今年の問題について『サクッと』概観をお話しできればと思います!

傾向が変わった理由や作問の意図、練習方法について、より具体的に知りたい方は、こちらの『ズシッと』バージョンをご覧ください!

※以下の記事は具体的な設問について言及しています。広島叡智学園に挑戦する方は、
「納得のいくまで」
「時間無制限で」
自分の力で格闘することをおすすめします。


出題形式

広島叡智学園の入学試験は一次試験と二次試験が開催され、国語分野の問題は、一次試験で行われる、適性検査Bの大問1で出題されます。

(広島叡智学園の入試形式について詳しく知りたい方はこちらをチェック!)

国語分野の問題は開校以来4年間変わらず、

「課題文を読み、400字の原稿用紙にその文章が伝えたいことをまとめ、それに対する自分の意見をまとめる。」というスタイルの問題が出題されていました。

しかし今年、大幅な傾向変化があり、

「資料(広告)を読み取り、19cm×1cmの行16行に、読み取ったメッセージを表現の工夫とその効果に触れながらまとめる。」というスタイルの問題が出題されました。

傾向変化の理由

この変化の理由を『サクッと』解説したいと思います。傾向が変化した要因として挙げられるものは二つあります。

それは、「高校の新しい学校の指導要領」と「共通テスト」です。

共通テスト

大学受験の共通テストの出題でほぼ毎年と行って良いほど(8回中7回)出題されるのが、「資料読み取り問題」です。

共通テストの資料読み取り問題も、「表現の工夫」について読み取ることを求めています。

かなり広島叡智学園の出題と似ていますね。

広島叡智学園の作問者が共通テストを意識していることは間違いないでしょう。

新しい学習指導要領

2022年度から、高校の学習指導要領が刷新されました。

新しい学習指導要領の特徴として、『国語』というものを「文学国語」と「論理国語」の二つに分割したことが挙げられます。

以前までの出題は、説明文のような論理的な文章を読みその内容をまとめ、自分の意見を述べる、という比較的「論理国語」よりの出題でした。

しかし、新たに「文学国語」も重要視する必要が出てきたため、中高一貫校である広島叡智学園は
「表現の工夫とその効果」という「文学国語」的な要素を加えた出題へと傾向を変化させたのだろうと考えられます。

まとめ


今回、広島叡智学園最新年度の国語科の問題を『サクッと』解説しました。(約1500文字)

『ズシッと』バージョン(約5500文字)では、出題の分析や、解答欄が与えるメッセージ、共通テストや学習指導要領の変更が広島叡智学園に与えている影響、練習方法など、じっくり丁寧に解説しておりますので、是非そちらもご確認ください!

iBASEは、本年も広島叡智学園の対策を行っていきます。

国語科としては、広島叡智学園の適性検査をただ解けるようになることではなく、今後中高大の学びの基盤となる国語力を育成できた結果として、適性検査も解けるようになることを目指しています。(そのためにはこれ以上ない問いです。)


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