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久しぶりのブログです。

 
 
東京でも氷点下を余裕で記録した寒波がやってきた中、東京よりも10℃くらい寒いらしい韓国に向かっているストイックな茨木です。
 
 
今回韓国ではコンサートもやるのですが、オカリナの講習会的なイベントを依頼していただいたので、そのための資料を改めてまとめてみました。
 
 
いくつかのパターンでそういう講習会はやってきているのですが、目的をもう少し絞って明確にするとどうなるのかなと思って、今回は「ACオカリナの全音域をきれいに響かせよう」というテーマでやってみることにしました。
 








 
多分普通にやっても1時間はかかる内容なので、今回通訳してもらいながらだと時間が足りないかもしれないのですが…
 
 
オカリナをある程度吹いたことのある方なら一度はぶち当たっている壁だと思うのですが、他の管楽器経験者からすると逆に「そのテーマ1時間で話せるの?」っていう所でもあるかもしれません。
 
 
オカリナの音域ってあまり広くないんですよね。だからこそその全てを自由に使えるようになりたい。ここさえクリアすればオカリナはもっともっと自由になる、という内容です。
 
 
具体的な内容についてはこのブログでも度々触れている事だったりするのですが、この話をする時にまず皆様に確認することとしてこんな質問をします。
 
 
「オカリナの『高音域』ってどこからだと思いますか?」
 
 
実際どう思いますか?
 
 
僕の知る限り人によっては定義しているのかもしれませんが、共通語として明確な定義はされていないと思います。
 
 
よくある回答としては高いドより上の音は高音域、下のドよりも低い音は低音域、というのがあります。
 
最初に覚えるであろう1オクターブのドレミファソラシドを真ん中として、その外側を高音域と低音域とする考え方ですね。
 
 
これについては僕もすごく気持ちがわかるのですが、ひねくれものの茨木は皆様からこの答えを引き出した上で、でその考えを捨てることをオススメします。
 
 
オカリナに高音域も低音域もないんじゃないかという説ですね。
 
特に奏法的な意味で。
 
 
「高音域の奏法」とかなにか特別な吹き方があるんじゃないかと考えてしまうことが、それを難しく感じさせる要員なんじゃないかなと思っています。
 
(これ、実はトランペットも同じだと思うし、もしかしたら他の楽器もそうなのかも)
 
 
大事なことは「レ」は「ド」よりもちょっと高い音である、ということ。
 
「ミ」は「レ」よりもちょっと高い音です。
 
全部隣の音なんですね。
 
 
いきなり7メートル先にジャンプしろと言われると難しいと思うけど、1メートルのジャンプを7回繰り返せば気づいたら7メートル先へ到達しています。
 
 
 
みたいな理屈を実現するために必要なテクニックとして、息の強さに自由な幅があること、指遣いに困らないこと、という条件があるのでそこを解説していくのですが、その解説を理解するためにはまずこのマインドを理解していただく必要があるんじゃないかなと思います。
 
 
というわけで空港に着きそうなのでとりあえず行ってきます!
 
 
▼コンサート情報色々と更新しています。是非チェックしてみてください!
https://ibarakitomohiro.sakura.ne.jp/schedule.html

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