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ベタって大事だなって思った話


ベタな展開が気持ち良い時もあれば、ベタ過ぎて興ざめしてしまうとか、感動させようとし過ぎて逆に冷めるとか、そんな声もよく聞きます。

 
 
自分が表現する側としてもついつい怖くなる部分ですね。予想通りだったなあとか思われたくないし…
 
 
これってベタな事が悪いわけでは無くて、そこに辿り着くまでの文脈が大事なんじゃないかなとも思うのです。
「いかにも感動させようとして冷める」っていう時って、その展開に行くまでのプロセスが足りてなかったりするんですよね。だからいかにもって思われちゃう。
 
 
ここはとても繊細な部分で、当然人によって感じ方が違うわけだから誰かには刺さって誰かには刺さらないということがあるのも当然なのですが、その中でも色んな要素が絡み合ってそこに辿り着いたことが自然である必要があるんだと思います。
 
自然とか必然については先日ちょっと書いたんですが、それと同じ話かも。
 
▼『自然であるということ』

 
 
 
っていうのを先日スティールパン奏者のOkapiがメンバーの「Pan Pop Paradise 15周年ライブ」を楽しく見させてもらいながら感じてました。
 
Pan Pop Paradiseのライブはとても元気いっぱいでノリノリなライブなのに必ず泣いちゃうんですよね。
 
Okapiにはどこで泣くのって言われるんですが、ちゃんと泣かせに行ってる音楽なんじゃないかと僕は思っていて、まんまと泣かされています。
 
その中でやってることって、楽器が珍しいこと以外はけっこうベタなものばかりで(っていうと悪く思われたら申し訳ないけど…本当に良い意味で)、曲の作りや演奏、Okapiが伝えてくれるメッセージも、ど真ん中ストレートを丁寧に紡ぎあげているような感覚です。
 
 
これって全部のクオリティをちょっとずつ下げると急に安っぽいものになってしまう可能性があるんだけど、そんなことはまったくなくて丁寧に作り上げることでPan Pop Paradiseの世界観がちゃんと出来上がっています。
 
 
「泣けるコード進行」みたいなのを検索するといくつかのパターンが出てくると思うのですが、そのコード進行で作られた曲って山ほどあるんです。
だからついつい色んな工夫を加えてベタ過ぎないものを作ろうと僕も考えがちなのですが、もちろん工夫は大事だけど、時にはベタなものはそのままに、それをいかに丁寧に作るかっていうのも大事な事なんだなと感じました。
 
選択肢が多いことは大事だけど、選択したものをちゃんと扱うというのも大事。
 
 
というわけでとても楽しいライブだった!序盤で泣きすぎて後半とか最後は全然泣いてない(感動はしてる)っていうアンバランスなお客さんになってしまいました。

 
 
 
さて、今日はピアノ武藤勇樹くんとリハーサルしてきました!
 
7/15(金)はYouTubeメンバーシップ限定生配信で「茨木智博がオカリナを吹きまくる夜」という企画です。
 


 
デュオでがっつり演奏するのは初めてですが、とにかく素晴らしいピアニストです。
僕の曲もすぐに良い感じに掴んで、新たな色付けをしてくれるし武藤くんの曲も楽しい。
 
ジャズをやったり最近の曲をやったりもします。
武藤くんのYouTubeチャンネルでは藤井風の楽曲解説動画がすごい再生回数。
せっかくなので僕も藤井風の曲を勉強してみました。
 
 
そんな感じで2時間ほど吹きまくる生配信です。是非ご視聴ください!後からアーカイブでの視聴も可能です。
 
 
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