実践的なブレスの練習
YouTube更新!
10月31日に出演させていただいたわたなべ音楽堂さんでのコンサートの中から一曲「アメイジング・グレイス」をトランペットで演奏した動画をお届けします。
▼「アメイジング・グレイス」トランペット&ピアノ Trumpet &Piano ”Amazing Grace”
https://youtu.be/dVZRGWZM-OE
アメイジング・グレイスは言わずと知れた定番曲という事で、演奏する機会はよくあるのですが、僕の中でもオカリナ版のアレンジとトランペット版のアレンジがあります。
こちらのトランペット版のアレンジはあまり唇がきつくなり過ぎずにオイシイ所を持っていける、割と良いアレンジになっていて、楽譜はありませんか?とよく聞かれるのですが…
だいたいそういう場合って美しく弾いてくれているピアノ伴奏の譜面が欲しいという意味だったりします。そちらに関しては残念ながらピアニストおまかせなので譜面が存在しないんですね。
Cメロ譜、というメロディとコードネームのみの譜面で演奏していただいています。その譜面なら別にいくらでも差し上げるのですが、シンプルなアメイジンググレイスのメロディが書いてあるだけなので、耳コピした方が早いレベル。
それでもこの曲じゃないけど、ピアノ伴奏の方まで頑張って耳コピしてくれて再現しようとしてくれた方とかもいて、そういうのは嬉しいですね。そこまでの価値を感じてくれたことと、そこに時間をかけてでもやりたいと思ってくれたことと。
さて、管楽器をやる上で決して避けては通れない「ブレス」の件ですが、
僕がいつもレッスンで教えているのは「たくさん吸ってたくさんはいてください」ということです。
とりあえずこれを全力でやれるかどうかが大きな鍵だと思うんですよね。
細かいコツとか、考え方はその過程で必要になってきたりもするのですが、まずはここです。
今日はもうちょっと実践的な部分ですが、曲を演奏する中ではこのブレスが何度となく行われていて、時にはブレスがうまくいかなくて思ったような演奏ができないこともあります。
おそらく曲を演奏する時にすべてのブレスを決めていない、という事が多い人も多いと思います。
決めていたとしても本番でその通りにできなければ変えなくちゃいけなくなるし。
常に臨機応変さが求められるテクニックの一つなんですね。
それもそのはずで、そもそも我々は四六時中呼吸をしているのですが、これって常に臨機応変ですよね。
喋っていたりするとその中でも自然とブレスをとるのですが、それも長年の習慣で気が付いたら適切なブレスができていて、喋りながら息苦しくなってる人はあまり見ません。たまにいるけど。
音楽もその延長になるのが一番かなと思っています。
とは言え、楽器で、舞台で演奏するということは、大きな声でお芝居をするのと一緒で、多少の非日常を日常に見せる技術も必要です。
となるとまずはやっぱり練習が必要ですね。
そんな臨機応変な状況で訪れるブレスには色んな種類がありそうです。
短い時間で沢山吸うブレス
短い時間で軽く吸うブレス
充分な時間で深く吸うブレス
何小節か休んだ後のブレスで音楽の流れにのりたい
などなど。
実際に練習している曲などで、ここでこんな感じのブレスが入るなという場所を取り出して、イメージトレーニングをしてみると良いと思います。
練習としては沢山吸う練習をしたけど、音楽の中では必ずしもそうではなく、例えば小さな声で一言「はい」と言うだけのために思いっきりブレスをしてしまうと逆に小さな声は出しづらくなります。
その場面にあったブレスが必要なんですね。
テンポの中にその流れを組み込むことも必要です。
例えば4拍子で、全音符(4拍)のロングトーンを繰り返し吹くとして、一個一個ブレスをしながらやってみてください。
楽譜上の音価(音の長さ)は4拍なのですが、物理的にはブレスをすることで4拍は不可能で、3拍とか3.5拍になっているはずです。
そこで、3.5拍は音を出して、0.5拍でブレスをすることにして繰り返してみるとブレスを含めたリズムが出来上がっていきます。
テンポがゆっくりだったり、自分が早く吸う技術があれば、3.75拍+0.25拍ブレスでも良いと思います。
大事なのは、どちらかというと伸ばした長さよりは、吸うタイミングがどこか、ということで
これが狙えるようになってくると曲の中で流れを崩さずに次の音に向かえるようになります。
昔トランペットで受講したアメリカの先生のレッスンで似たような練習をさせられました。
メトロノームに合わせて八分音符を吹き続ける→一小節ごとにブレスをする。
というやつで、ずっと八分音符が続いているので一瞬でパッと口をあけて吸うのですが、トランペットの場合は吸った直後に唇が準備出来てるかっていう課題もあるのでシンプルだけどかなり実践的な練習です。
ブレスの瞬間「Up」って感じだよ、みたいなことを言われた気もするのですがその辺はよく掴めませんでした。
八分音符でやる前に四分音符でやってみても良いと思うし、ゆっくりの八分音符でやってみても良いし、ただし一定のテンポをメトロノームで守りながらやってみると良いですね。
僕はトランペットを吹いていたところからオカリナをやるようになって、オカリナはこんなにも息を使うのかと感じるようになりました。
トランペットをやっていた中での知識でもちろん色んなブレスの練習やポイントを身に着けていたのですが、それがリアルに役立ったのはオカリナをやるようになってから。
なのでオカリナ以外の楽器の人はオカリナでやってみると良いトレーニングになるかもしれないし、オカリナの人はもう覚悟を決めてめっちゃ吸うしかないです。
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