マネタイズ:失うものにお気づきか

あけましておめでとうございます。おひさしぶりのnoteです。今回はマネタイズについて、私の考えと行動の変遷について整理したいと思います。このnoteは昨年半ばに下書きをしたのですが寝かせていました。昨今の有料大家塾の騒動も興味なしを決め込んでいましたが、整理するのに良い機会と捉えて発信することにしました。(自身のツイートを引用していますが、日時に着目してください。)

Twitterの大家界隈において、マネタイズは嫌われがちです。当初、私は需要と供給に基づきニュートラルな立場でした。

以前、このようなツイートをしていました。スタートが切れないならコーチの手を借りることは悪くない。しかし、そのメンタリティで勝ち残れるのか疑問を呈しました。

実は私も有料noteでマネタイズ(500円)したことがあります。当時、誰も意識していなかったことであり、独自のインサイトがあるとの自負があったためです。(課金して頂いた方々には改めて厚く御礼申し上げます。)

しかし、8月頃には考えが変わり全て無料化しました。陳腐化したからと書き込みましたが、当時は気づかなかった別の思いに後から気づきました。それは、大家さんとしてのノウハウやテクニックはみんなの共有財産という意識です。私の場合、自分で実際に経験したこと以外のほとんどはTwitterで学ばせて頂いたものです。人様に学ばせて頂いたことがベースになっているのに、独自のインサイトなんてのたまうことに恥ずかしさを覚えたのでした。

「みんなの共有財産」という意識を持つようになってから、安易なマネタイズを志向する人たちには関わらないことにしました。なかには、お金を払ってでもとるべき情報はあるのかもしれませんが、その判別は面倒なのでやらないことにしました。結果的に、マネタイズを志向する人もそれを批判する人たちにも興味はわかず、自分は自分のやることに徹することになりました。

もう一つマネタイズをやめた理由があります。マネタイズはひそかに失うものが大きいと気づいたことです。

「みんなの共有財産」でマネタイズをすることに違和感を覚えるのは私だけの感覚かもしれませんが、多かれ少なかれマネタイズに対するネガティブな感情は皆さんあると思います。マネタイズをすることで離れていく人がいるかもしれないし、将来繋がれたかもしれない機会を失うことになりうる。マネタイズをする場合はその覚悟と徹底が必要ということです。

以上、私自身の考えと行動の変遷を一般公開いたします。特定の人たちに向けたものではないことにご理解ください。