マネタイズ:失うものにお気づきか
あけましておめでとうございます。おひさしぶりのnoteです。今回はマネタイズについて、私の考えと行動の変遷について整理したいと思います。このnoteは昨年半ばに下書きをしたのですが寝かせていました。昨今の有料大家塾の騒動も興味なしを決め込んでいましたが、整理するのに良い機会と捉えて発信することにしました。(自身のツイートを引用していますが、日時に着目してください。)
Twitterの大家界隈において、マネタイズは嫌われがちです。当初、私は需要と供給に基づきニュートラルな立場でした。
不動産投資家がビギナー向けに経験を切り売りしてマネタイズすることについて物議を醸していますが、他人のこと気にしなければいいのにと思います。小1の娘が公文に通うのと似たものではないかと。ライザップも同じ。まぁ、結局は思考と経験の積み重ねがないと儲からないわけですが。
— いばクマ@不動産投資(茨城が主戦場) (@iba_kuma) January 15, 2021
以前、このようなツイートをしていました。スタートが切れないならコーチの手を借りることは悪くない。しかし、そのメンタリティで勝ち残れるのか疑問を呈しました。
なんと、noteでマネタイズを始めました。地域別コメントを始める上でデータをまとめていたのですが、せっかくなので有料で公表します。印刷して酒の肴にしてください。
— いばクマ@不動産投資(茨城が主戦場) (@iba_kuma) February 19, 2021
茨城県の賃貸経営データ集|iba_kuma @iba_kuma #note https://t.co/ToM6LXiEVz
実は私も有料noteでマネタイズ(500円)したことがあります。当時、誰も意識していなかったことであり、独自のインサイトがあるとの自負があったためです。(課金して頂いた方々には改めて厚く御礼申し上げます。)
しかし、8月頃には考えが変わり全て無料化しました。陳腐化したからと書き込みましたが、当時は気づかなかった別の思いに後から気づきました。それは、大家さんとしてのノウハウやテクニックはみんなの共有財産という意識です。私の場合、自分で実際に経験したこと以外のほとんどはTwitterで学ばせて頂いたものです。人様に学ばせて頂いたことがベースになっているのに、独自のインサイトなんてのたまうことに恥ずかしさを覚えたのでした。
「みんなの共有財産」という意識を持つようになってから、安易なマネタイズを志向する人たちには関わらないことにしました。なかには、お金を払ってでもとるべき情報はあるのかもしれませんが、その判別は面倒なのでやらないことにしました。結果的に、マネタイズを志向する人もそれを批判する人たちにも興味はわかず、自分は自分のやることに徹することになりました。
色々な論点が含まれていますが、一般論としてのマネタイズのデメリットだけ触れます。
— いばクマ@不動産投資(茨城が主戦場) (@iba_kuma) August 20, 2021
不動産投資家として、Twitterの最大の価値とは何か?
それは人との繋がりであり、繋がりから共有し合う知恵です。マネタイズはこの見えづらいけど、最も貴重な財産を放棄することだと考えます。 https://t.co/pWsgEoaHhQ
もう一つマネタイズをやめた理由があります。マネタイズはひそかに失うものが大きいと気づいたことです。
「みんなの共有財産」でマネタイズをすることに違和感を覚えるのは私だけの感覚かもしれませんが、多かれ少なかれマネタイズに対するネガティブな感情は皆さんあると思います。マネタイズをすることで離れていく人がいるかもしれないし、将来繋がれたかもしれない機会を失うことになりうる。マネタイズをする場合はその覚悟と徹底が必要ということです。
以上、私自身の考えと行動の変遷を一般公開いたします。特定の人たちに向けたものではないことにご理解ください。