見出し画像

【囲碁】才能より大切な事

おはようございます。囲碁講師の井場です。

皆さんにとって囲碁の上達や結果を出す事、成功するために
必要な要素はどんな事でしょうか?
才能でしょうか?好きな事をやり続ける事でしょうか?

それは本当に天才だから?

我々は成功している能力の突き抜けた人達を「天才」
と一括りにすることがあります。

野球でいえばイチロー氏であったり大谷翔平選手であったり。
囲碁界には最近仲邑菫二段がいますね。
将棋界には藤井聡汰五冠もいます。
特に日本は何かと「史上最年少」という言葉を使用して、「天才」をさらに持ち上げるような傾向にある気がします。
さて、彼らは本当に天才だから結果を出しているのでしょうか?

もちろんある程度のその競技の才能というものはあるのだと思います。
人には能力を発揮する適正ステージみたいなのはあるでしょう。
しかし実際にはそれがすべてではなく、それ以外の所に物凄いものがあります。

仲邑菫二段が4歳くらいの頃でしょうか、週1回くらいの頻度で対局させて頂いた事があります。その頃から凄いなと思っていたのは囲碁の実力というよりは、囲碁をやり続ける体力と思っていました。負けて泣いていても、必ず次の対局に向かっていましたし、粘り強さもありました。
その後もほとんどの時間を囲碁に捧げていたのでしょう。確実に能力を伸ばし続けてます。
プロ入りしてから、色紙に字を書く機会があった時、仲邑菫二段の母が「段という字が危ないかも…」みたいな発言があったのは関心してしまいました。
もちろん学校の勉強なども大切だとは思いますが、それ以上に彼女は囲碁に取り組み続けたというその表れだと思っています。

続けるために必要な力

成功するためには地道に続けていく事が必要です。
さらに続けるためには必要な力があると思います。

才能という所にフォーカスしてもそれは続けるとは違う要素に思えます。
むしろ「頭が良いね」「才能があるね」「天才だね」と能力の高さばかりに目を向けると、失敗した時に「私は本当は才能がないんだ」と折れやすくもなったりするものです。

好きな事であっても、失敗した時にはなかなか立ち直れなかったり、最終的には諦めてしまったりなど多くあると思います。

やはり続けるためには他に必要な力があると思います。

将棋の羽生先生が著書の「決断力」では
「報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。」というような事を述べています。

続けるためには「情熱」や「粘り強さ」が必要です。
情熱とは一つの事に長い間取り組み続ける事です。
それを絶対に諦めない。という信念みたいなものが必要です。

それがあれば、成功するまでずっと続けられます。

能力の高さにフォーカスしがちですが、
本当に大切な力を育てていく必要があると思います。

外側の人間

取り組んでいる本人だけではなくその周りや、外側の人たちの意識も影響してくることもあります。

そもそも僕らは凄い人たちを見て「天才」と一言で片づけますが、
僕個人的には「その努力は自分にはできない」というような意味なのかなと思っています。
テストで満点を取った子、大会で優勝した子などに「満点凄いね!」「優勝凄いね!」と褒めますが、この褒め方もおかしいと感じています。
才能の有無、能力の高さなどで人間の評価は決まらないですし、そういう肩書を貼ってしまうと他の子達の努力をするモチベーションを奪ってしまいかねません。

本当に凄いのは日々情熱を持って取り組んだ事であり、どんな時でも粘り強く取り組んだからです。その姿勢は褒めるよりむしろ学ばなければいけないのかなとすら感じています。

僕たちも、自分の決めた目標に向かって取り組んでいくという事をしてみても良いと思います。例えば自分の簡単な目標で言えば毎日noteに投稿するなど。日々取り組んでいけば何かが変わっていくかもしれません。

いかがたったでしょうか
今後情熱や粘り強さの能力を高める取り組みについても考えていけたら良いですね。

お知らせ

個人レッスン(対面90分1万円)オンラインレッスン(90分8000円)を行っています。
興味のある方はTwitterやInstagramのDMなどでいつでもご相談ください。

Twitter

Instagram

youtube 「踊る碁会所チャンネル」

youtube 「18と囲碁」

より良い成長に繋がるよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い致します。