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Re(build/start) with the will 12/12~

これは、なんの変哲もない日常の記録。
↓先週↓

12/12 (Mon) 月曜から飲み歩き

今月中に退去予定の同居人を含めた数人で立ち飲み屋へ。場所は……なんと、西成*1だ。
私みたいな大阪(どころか関西全域)初心者には魔境と巣窟みたいなイメージがあって、唯一の大阪人である別の同居人の案内が無ければ恐れ慄いていたかもしれない。

牛ハラミ(塩)が、とにかく牛ハラミ(塩)が美味い

今ひとつ掴み所がない、しかし引き出しは多く伏線に事欠かなさそうなお兄さん。仕事の兼ね合いで東京に引っ越すらしい。いつかきっと……その伏線は、忘れた頃に回収されるだろうな。きっとね。

帰り道、ハーゲンダッツとコンビニスイーツの話になった。シェアハウス近くのコンビニに立ち寄って、各々好きな味のカップを手に取った。

12/13 (Tue) 次の一年に向けた一日

歳を重ねた。
32歳になった最初の感想は「大きな節目を、今回も無事に通過した」だ。これまでの経験上、年齢が8の倍数になる毎に人生のターニングポイントがあったからだ。

朝起きた時の気分で、仕事を休むことにした。そんな日があってもいいだろう……と思うことにした。
午前中は家でゆっくり過ごしてから、午後は前から気になっていた工場リノベ系カフェへと足を運んだ。思いの外女性客が多く写真を撮って回れなかったので、後日改めて来ようと思う。走行クレーン*2に照明が吊り下げられているのとか、中々ないからね。次回はちゃんと写真撮りたい。

夕方、自分のためのケーキを百貨店の地下で物色した。通常サイズのロールケーキを2種類、晩御飯とお菓子のつもりで買った。どちらがどちらなのかはこの際問題ではない。

左がチョコ、右がフルーツ

1本完食してから、「1本だけでよかったな」と思い知る。2本目を完食したのは翌朝。

12/14 (Wed) 冷蔵庫に入れてくれた

一月半ぶりに美容室へ。
前回と同じ方が担当で、『名字が県名だけど全く違う出身の人』で覚えている。仕事柄ヘルメットをかぶるせいで頭頂部が潰れてしまいやすいのを上手くごまかせるようにしてくれている。ありがたい。

帰宅後、冷蔵庫を開けると私宛にケーキが入っていた。

スヌーピーはめくるとメッセージカード

自炊の頻度や時間帯も近く、出くわす度に何かしら話すことが多い同居人。いよいよもって今の職場に見切りをつけ、退職届を叩きつけるとともに新たなキャリアを模索するらしい。
ケーキありがとう、これからもよろしくね、応援してるぞ。

12/15 (Thu) 来週末と再来週末

仕事の合間、クリスマスや年末年始の予定を考える。漠然と、リュック一つでどこかへ遠出してみようかという気持ちがあったので、その方向で検討を始めた。

シェアハウスならホームパーティー的なのがあるのでは?とか思うかもしれないが、あいにくと我が家はそういう季節的イベントを自分達でまかなわない硬派な(?)面々が揃っている。家にいても普段と変わり映えしない週末になることが目に見えているので、なるべく近日中にプランを考えたい。

12/16 (Fri) 空気になって空気を知る

現場仕事を昼頃に切り上げ、一旦帰宅してから正装に着替える。今晩は会社の忘年会で、大きなホテルの広間で催された。
ホテルの食事(とマグロ解体ショーからの刺身)に舌鼓を打ちつつ、今年入社した社員(私含め10人前後)による挨拶を適当に済ませ、カラオケは誰かに振られる度に「私、場の空気凍らせる程度に音痴なので、やめておいた方がいいです」で丁重にお断り。遠巻きに眺めてやり過ごした。

会社の平均年齢は少なくとも40歳以上、かつ私の部署は40後半位だろうか。近年若手を増やし始めているという話とは裏腹に定着していない(長続きせずに辞めている?)。来春からの新卒入社も、どうなるだろう。

彩りと配置が素敵の一言

会場のテーブルにあった花を持ち帰って、シェアハウスの居間に飾った。花はいい。心が穏やかに、そして豊かになる。

改めて、場の中で空気になって空気を知った。
要するに大学編入を機に焦って転職したのだ。
誤解を避ける様に書き足すと、決して会社が悪いと決め付ける訳ではない。単に私とマッチしなかっただけのこと。それだけのこと。そう遠くないうちに「焦らず、慎重に」と自分に言い聞かせながら転職活動する未来が見える。気のせいかな。

12/17 (Sat) 京町屋への誘い

昨日の気疲れみたいなのが若干残っていて、一日ゆっくりしようかと思っていた矢先に連絡が来た。
ハノイ時代にお世話になっていたお姉さんから、京都に遊びに来ないかと誘われる。もれなく一時帰国中の、共通の知人もいるとのことで、二つ返事でOKした。

昼過ぎ、京都の東側にある寺の付近で待ち合わせ。紅葉の時期も完全に過ぎており、人はまばらだった。

葉の多くが抜け落ちつつある

その後は比較的近くにある、古い京町屋*3を改装した喫茶店へ。リノベ物件好きの私のために、その後の夕食なども同じ路線で選んでくれた。ありがたい。

一部のお店はまた今度、一人で来た時に思う存分写真を撮ることにする。それこそ、来週再来週に来てもいいな。

12/18 (Sun) 保険をかけて即回収

平日とさほど変わらない時間に起床したので、少し遠方にある店を目指して出発。事前情報によれば元々はレンガ造の紡績工場だったのを改装してギャラリー・カフェとして営業しているらしい。事前に営業日と時間を確認していたので、特急電車に乗って1時間以上かけて到着。
しかし、表の看板を見ると”本日イベントのため貸し切り”と張紙があり、入れないことが判明した。いや、まさか、と思ってお店のWebサイトには先月までの休業日しかなく、Instagramにも今日の貸し切りについて触れられた投稿などは一切なかった。
……行く気が失せた。

一応、ここのカフェの後に寄った後は比較的近い場所にあるショッピングモールに立ち寄るつもりでいた。まさかこんな形で役に立つとは思わなかった。まるで掛け捨て保険がどストライクだったみたいだ。
アパレルブランドを中心に、近頃の福袋は予約制を導入しているのか、とかそんなことを考えながら立ち並ぶテナントの数々を周る。戦利品はアウトレット価格のセーターなど。季節の変わり目にでもまた来るかもしれない。

*1 遠い異国の様な治安と雰囲気で有名な地区。
*2 主に工場で梁に沿って重量物を吊り下げ移動させる機械。
*3 1950年以前に京都市内に建てられた伝統的な日本建築の家屋の総称。

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