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発達検査を受けてみた。

自分の得意不得意を可視化させるため、月1で通院している精神科で発達検査(AQ, CAARS, バウムテスト, WAIS-IV)を受けてみました。


AQ (自閉スペクトラム症指数) 結果

自閉スペクトラム症の基準値とされる点数、33点のうち31点でした。(ぎりちょんやないかい)

また、日常生活で以下のような困りを抱えている可能性が示されました。

社会的スキル
・何かをする時、他の人と一緒にするよりも、1人を好む
・社交的な場面は楽しみにくい
・人よりモノの方に魅力を感じやすい
・他の人の考えを理解することは苦手 
など

注意の切り替え
・同じことを何度も繰り返すことが好き
・自分のいつもの日課(スケジュール、ルーティン)が邪魔されると戸惑いやすい
・同時に2つ以上のことに取り組むのは苦手 
など

想像力
・特定の種類(車、鳥、昆虫など)についての情報を集めるのが好き
・他の人がどのようにしたり、感じたりするかを想像することが苦手
・テレビドラマに見る時、登場人物の意図や感情などよく理解できないことがある 
など

             (結果文書より引用)

CAARS (ADHD) 結果

ADHDでした(なんとなくそんな気はした)

不注意
・ものごとを最後までやり終えない
・いくつものことを同時に把握したり、進行したりできない
・ものごとを覚えておくと忘れてしまう
・人の話を聞くことが苦手
・計画や仕事を途中で変える
・不注意なミスをおかす、細部を見落とす
・課題や活動を順序立てることが苦手
・作業を始めるのが難しい など

多動性
・あきっぽい
・じっとしている時でも内心落ち着かない
・もじもじしたり、そわそわしたりする傾向がある
・気分が変わりやすい
・しゃべりすぎる など

衝動性
・うっかり口を滑らせてしまう
・後悔するようなことを言ってしまう
・怒りっぽい
・気分が変わりやすい など

             (結果文書より引用)

バウムテスト(性格検査) 結果


・周囲への適応を努めるものの、内面では独自の世界観を持っており、自分の考えに没頭しやすい

・エネルギーを上手くコントロースできず、衝動性に結びつくところがある

・繊細な一面がある

・日々自分のバランスをとろうと一生懸命に努めるあまりに、とても疲れやすい傾向にある

WAIS-IV(認知機能、知的発達) 結果

上記4つの分野から認知機能および知的発達の程度をはかるらしいです。
同世代の平均を100としたときの自分の点数

WAIS-IV 結果から判明した得意分野

①二つの言葉に共通する概念を捉える

例えば、「日本語」と「中国語」という言葉が2つ並ぶと、共通する概念は「言語」である、というように考えていくやり方です。

単語 : 日本語 中国語
共通する概念 : 言語

②一般常識やルールを理解する

例えば言葉と言葉どうしの要点を捉えたり、その場のポイントを捉えて説明したりすること、また、一般常識やルールに関心を向けて理解する力も強みだということらしいです。
             (結果文書より引用)

③視覚的情報をもとに隠れた法則性やパターンを推論する

通称視空間的洞察力と言われるらしいです。
まず解説するために視空間認知力と洞察力について簡潔に説明します。

視空間認知力…目から入った情報を脳で把握する力
洞察力…目に入った情報から、見えていない情報や物事の本質を考える力

そして「視空間的洞察力」とは、目に見える情報の中でも「空間にある情報」を材料とし、見えていない情報について考える力になります。

特に③の視空間的洞察力は具体的に学校生活や学習で以下の4つで発揮されるらしいです。

・教科書や問題文を読み解く
・図形やグラフの問題を理解する
・球技やダンスがすぐに身につく
・外国語・数字・音符など、文字や記号を覚えやすい

(プログラミング教育情報 視空間的洞察力とは|空間認識・把握能力が高い子どもの特徴より引用)

日常生活での応用(一例)

・料理の盛り付け
・インテリアデザイン
(部屋のレイアウト、家具や装飾品の配置など)

WAIS-IV 結果から判明した苦手分野

①素早くシンプルな作業に取り組む
・作業のスピードや柔軟な対応を求められると戸惑う可能性あり

②視覚的情報をもとに頭の中でイメージを回転させる

③複数の視覚的情報を一つにまとめて捉える
・空間的な位置関係(例 : 地図上での現在地を捉えるなど)を把握したりすることが苦手

・目に見える情報が複数になると、どこに目を向けたらよいか分かりにくくなり、混乱しやすい傾向にある。

④言葉の意味や学んだ知識を必要な時に思い出す
・学習によって知識を積み重ねたりすることがやや苦手

・ヒントや類似語などの手がかりがあると、表したい言葉や知識などを思い出しやすくなる。

WAIS-IV 結果から工夫できること

・作業の指示は同時に複数ではなく、一つずつ出してもらう。

・休憩を入れながら、無理のないペースで作業に取り組む。

・覚えたことを忘れないようにメモをとる。また、メモした付箋など分かりやすい場所に貼って思い出しやすくする。

・計画的に作業へ取り組むため、事前にスケジュールや見通しなどを教えてもらう。

・やるべきことや取り組む順番、ルーティーンなどを決めてから作業に取り組む。

・集中力が続かない時は、同じ仕事を続けずに、変化をつける。
(例 : 午前と午後で仕事内容を変えるなど)

・集中したい時は、テーブル上に物をおかない、部屋のドアを閉じて静かな環境を作るなど、刺激を減らす。

・何かを伝える時は、一呼吸して気持ちを落ち着かせてから話す。

             (結果文書より引用)

感想

無料でできるMBTIやネット上にある性格診断とは異なり、多方面から詳細に自己分析を行ったことにより、自分が無自覚に感じていた得意なこと、苦手なことが明確になった。特に、視空間的洞察力の高さから自分が言語や言葉に強いということを初めて認識した。だからこそ、今までnoteを書き続けられたのかなと考えた。

上記の発達検査の結果を通して、ゆくゆくは就活の業界絞りや適職探しに役立てたいと思う。

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