突然反対側に乗りたくなる

題名の通り突然向かわなければならない方向と反対側の電車に乗りたくなる時がある。
なぜだろうか。一種の反抗なのではないかと思う。

私は小心者で穏便に進めたいタイプ(たまに穏便じゃない時もある)なので反抗をせずに、無意識的に耐えていることが少なからずある。それが溜まり始めると小さな反抗したくなるのだろう。でもそう思いながら、行かなければならない方向に乗る毎日である。悲しい。

なぜ乗りたくなるのかもっと深く考えてみよう。予定調和にうんざりなんだろうか。こういう時って欅坂の曲が聞きたくなることが多い。なにかをぶち壊したい欲求の現れなのではないかと思う。バイトに行かなければならない、大学に行かなければならない、この待ち合わせの時間に行かなくてはならない、この「しなければならない」をぶち壊したくなるのだろう。ある程度の結論がつく。

そしたら、窓を眺めて、全く違う方向に乗ったらどんなことが待っているのか想像する。偶然おいしいご飯屋さんを見つけるのかもしれないし、なんてことない風景に綺麗だなと感動できるかもしれない。なにもわからない。もしかしたらこんなバカなことするんじゃなかったって後悔するのかもしれない。それでもいつか一歩踏み出してみたいと思って、電車に揺られる。

こんな小さな冒険でもすごくワクワクできる私はまだまだ楽しく生きられると思う。

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