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アロマセラピーと私の出会い

当時通っていたトレーナーの専門学校。
そこは野球のトレーナーの育成や野球選手の1軍選手・ドラフト待ちしている社会人、そして学生が通う野球塾?野球ジム?のようなところも附属施設として経営しており専門学校に通いながらそのジムでの実習やお手伝い等をしていました。

そのころ、同じ施設で働いている先輩トレーナーに「アロマセラピーって知ってる?」「興味があれば練習して働いてみる?」と声をかけてもらい正直何も知らないので嫌という感情もなく、「できる事があるならなんでもやらせてください!」と香りを嗅がせてもらったのが一番最初です。

今でも覚えていますが、まだ今程アロマの種類も出回っておらず、いろいろ嗅がせてもらいましたが柑橘系以外の香りは「心地よい」とは感じず「これを使うのがリラックスになるの?」と不思議でした。

現在の私が学生さんが初めての授業でアロマを嗅いで同じようなリアクションや「くさい~」と言っている姿をみる度にそのころを思いだします。

「好きでも嫌いでもないアロマ」がまさか将来の私の職業の1つになるなんでその当時は思ってもみなかったのですが、当時先輩トレーナーとしてその施設にいらっしゃった元プロ野球1軍投手だった方が遊びでスポーツをした際に肉離れをしたんです。

まだ現役を退いて数年だったので太ももは女性のウエストか!と思うくらい太く、いつもさすがプロ選手は身体が大きいなぁ。と思ってみていたのですが、私がアロマの練習をしていると知って「なんかいいような気がする」と肉離れのリハビリでアロマの施術の練習台としてお体を貸してくださいました。

それまで、男性のスポーツ選手には歯が立たないという状態でとても悔しい、自分はここにいて役に立つ日がくるのだろうか。と情けない気分の日々でしたが、その日は違いました。オイルを使ったケアであれば私にもこの大きな筋肉にアプローチする事ができる。しかもアロマを混ぜるとよりいいらしい。と先に体験をして魅了され、

また、別の肘が曲がらない現役投手のケアを先輩トレーナーが対応しているのを見学させてもらい、「アロマだったら私もスポーツの世界でやっていけるかもしれない」と霧がはれた感覚を持ちました。

そこからがまたラッキーなのですが、当時オリンピックの選手村で活躍した日本人セラピストがいるという記事とその人がアロマオイルを使用しているという事を知りました。

その記事をきっかけにスポーツにアロマを活かすような資格はあるのかな?と調べたのが最初です。

まだ今のように様々な団体や類似資格ができる前、1つだけあったのです。「これだ!」と思ってそれを当時受付として働いていた接骨院で休憩中にPCを借りて検索し、すぐ電話をしてお金も貯金などなかったので「カードきれますか?」と聞いて東京に講習を受けにいき毎日のようにカルテ症例を取り資格を取得しました。

お金がないのによく思い切ったなぁ。と自分事ながら苦笑いしてしまいますが、運命ってこういう物ではありませんか?

お金がない。時間がない。大変そう。資格取得までしなくても。と思う方はたくさんいらっしゃると思います。私も思う事はあります。でも本当にしたい事にであった瞬間は行動するのではないでしょうか。

私はスポーツはあきらめたけど、スポーツが嫌いになったわけではない。どうしてもスポーツに関わる仕事がしたい。その衝動は衝動から信念に変わるのです。

今迷っている方も勿論よくお考えください。でも1歩踏み出さないと現状からは変わりません。スポーツをお仕事にする人は毎日毎日、時には泣きながらでもトレーニングや練習を繰り返します。支える側が同じことをすることはなくても、同じくらい練習や勉強をしないと関われないと思います。

もちろんスポーツアロマは汎用性が高いので、トップアスリートに関わる事が目標ではない方もいらっしゃいますが、皆さんのサポートしたい人は頑張っている人ではありませんか?だったらまず1歩踏み出す事はそこまで難しいことではないと思います。

アロマの魅力はたくさんあるのですが、アロマと聞くと一般的に思う香りが大好きで女性らしくて、香りやお化粧品が好きな人だけがアロマを使うのではなく、アロマの良さを活かしてあなたやあなたの笑顔になって欲しい人が楽しい、うれしい、心地よいと思う為にアロマを活かすという人もいるのだと知れば、1歩を踏み出すきっかけになるかもしれない。と思ってブログを書きました。

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