2022年は自己の破壊と創造を100回した年

今年は間違いなく人生で一番成長と努力ができたいい年でした。

全ては機会に恵まれている環境と関わってくれている人たちのおかげです。本当に感謝の気持ちしかありません。
今の組織に所属して一年半、本格コミットし始めてから半年が経ちましたが、毎日が自分との戦いで、とても正しい努力ができたと感じています。

その変化と良かった書籍について書きたいと思います。

「成長と責任」に正しく向き合うには頭の使い方が大事

私の気づきは全てこのサブタイトルに集約しています。

仕事の急成長には「責任範囲の広さ」が重要になると思っています。
立場が人を育てると言いますが、レイヤーを上げたことによって「自分や人と対峙するときの在り方」や「結果を出すことへのケツ持ち」の圧倒的な責任を感じるようになりました。

自分ができないと思ったらチームに伝播していき、何も生まれないし、達成できない。チームを強くするには自分がまず誰よりもメンバーを信じて、会社の課題やメンバーごとの課題に向き合うことが大事。
そんなことを思いながら日々過ごしていました。

とにかく私のいる組織は成果主義のため、トップラインを上げ続けることは、同時に自分が誰よりも成長し、成果を上げることに取り組む必要があります。

とはいえ、根性論マインドだけでは成長はできず、ましてや急成長をしようと思うとふつうに過ごしていては到底間に合いませんでした。

頭を使うとは

では、ここから急成長のために意識すると良かった頭の使い方についてです。

一言で言うと、「違和感をそのままにしない」でした。
違和感の種類はたくさんあり、しっくりこない、仕事がしづらい、結果が出る気がしない、なんかしんどいなどです。

今までの私は、違和感はあってもその解決策に気付いたときにしか対処せず、それが良くないこととも思っていませんでした。

違和感が発生するタイミングというのは、その仕事に対して適切な仕組みや状態になっていないことが多くあります。

例えば、小さいけど個人的には良かった事例として、会議体の命名方法でその会議のパフォーマンスが変わるということがありました。

会議の存在価値を感じられなくなってきた時に、会議体の命名を正しくするだけで目的や参加者が明確化されたり、会議体自体をなくすことで無駄な時間を減らすことができたなど変化がありました。

他にもマネジメントをしている時に、メンバーに対してモヤモヤしてしまった時に、実は自分自身がその業務自体の解像度が低く、トップラインを上げることができていないだけ、つまりわかっていないところが明確化されたというようなこともありました。

このように自分や業務、組織の違和感と向き合い、言語化することで仕事のパフォーマンスが上がると実感する機会がかなり多かった一年でした。

特に組織の違和感は、後から大きな問題になったり、組織が腐る要因になるなど放置してはいけないことが多く、またクリティカルな課題が特定できると組織として大きな前進ができると思っています。

変化には破壊が必要

そうして頭を使った前進があると必ず変化による仕組みや価値観の破壊が行われます。

今までの仕組みや価値観を疑い、時には自分の意思決定を否定して、新しい仕組みや価値観を創造して、浸透させていきます。

文字に起こすのは簡単ですが、短期的に繰り返し行われる破壊と創造はとても精神的に鍛えられました。

別に自分という人間を否定している訳ではないのに、否定されているような気持ちになったことがあったり、単純に価値観を短期間に書き換え続けるような頭の使い方をしたことがないので、負荷が大きかったと思います。

今はその解決方法としてさまざまなアプローチができるようになり、破壊と想像については習慣化できるようになりました。

おすすめ本

その破壊と創造を乗り越えるために買って良かった本をいくつか残しておきます。

戦わずに勝つ「孫氏の兵法」
とにかく情報戦で勝つという頭の使い方を教えてくれます。ビジネスのさまざまなシーンで役に立ちました。

人生の時間の使い方が変わる「DIE WITH ZERO」
個人的には時間の使い方の概念を定義するきっかけになった本です。人生は短いので何に時間を使っていくかを考えると仕事の効率化は必須だと感じます。

チームを持つ人向け「決算書&ファイナンスの教科書」
ファイナンスを理解すると仕事の捉え方が大きく変わります。決算書を読めるようになるだけで他社の分析にも大いに役立ちます。

漫画だとドラゴン桜とかは仕事に通ずるものがかなりあると思っています。

他にもおすすめ本はたくさんあります。(今年は今までで一番本読みました)

2023年は成長を人に還元する年

そんな急成長を意識できた一年だったので、来年は大きな還元をする自分に期待したいと思います。

この一年で成長の一環として、自己受容についても大きな成長ができた年でした。これは過去自信が持てない時期を過ごした自分が癖のように仕事と向き合えないときに逃げ道として自己否定を使ってしまうこともありました。

そこでもこのままではいけないともがいた結果、個人は尊重され、自ら尊重すること、そしてその自分との対話で得られた愛は、他者との対話でも大切にするものであることを学びました。
本当にこの学びを得る過程は苦しく、手を差し伸べ続けてくれた人たちの存在はありがたかったです。

そして、この成長は「向き合う力」としてスケールしてくれました。

2023年はもっと、関わる人と向き合い、家族や組織と向き合える力として還元していきたいと思います。

本当にいい一年でした。来年も絶対にいい年にします。

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