【お礼と報告】令和5年度倉吉市性的マイノリティ講演会
今年から講演会やイベントのお礼と報告はnoteに書いていこうと思いますよ。まとめて読めた方がいいもんね。
1月14日(日)、倉吉市と鳥取県の共催の講演会で話をさせていただきました。
午前に倉吉市のLGBTQコミュニティスペース「にじいろスペースくらよし」にお邪魔して、午後に講演をしました。
コミュニティスペースの方はもちろんアウティング防止のために内容はシークレットですが、最近始まった土曜ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」略して「おっパン」がいいぞぉ~という話になり、その夜さっそくTVerで観て、おもしろかったです。
おっパン、母親にも薦めてみたところ「おもしろいね、お父さん物分かりがいいね!」と好感触でした。よかったよかった。
講演の方は、普段通り(下のリンク)の内容に、もうちょっと中・上級者向けのプチ情報や私の意見を付け加えてお伝えしました。「性的マイノリティ講演会」というくらいだから、基礎知識はある程度あるものとして進めることにしました。これがよかったのか悪かったのか、いまはまだわかりません。
※今の時点ではまだアンケートが共有されていないので、聴講された方からのご意見は反映されておりません。
聴講者がどんな感じだった~とかも、突き詰めていくとアウティングみたいになるのかなぁと思ったりするので、相当ざっくりと「20人くらい、ほぼ年上」とだけ言っておきます。(これじゃあ何のことやら…!)
28歳の私ですら学校で多様な性やLGBTがどうのって習ったことが無いのだし、皆婚時代や女性がお茶くみを…みたいな風習の中を生きてきた方々にとっては、「男らしさ、女らしさではなく自分らしさ」とか「結婚しない選択肢」とか言われても想像しにくかったり受け入れがたかったりするのはしゃあないよなぁと思いながら話しました。私だって小学生に「youtuberになりたい」って言われたら戸惑うし、そんなん私習ってないし、怪しいしやめとけば…?って思ってしまうし、そんな感じかなぁと思いながら。
新しいものには慎重になっていいと思うし、でもその代わりに、ちょっと耳を傾けてみたら、案外おもしろいかもよ。という話です。
講演はいたってフツーに終わっていき、最後の質疑応答の時間。
私は今回このために来たといってもいいくらいええ時間でした。
これもアウティングみたいになってしまうからぼかしてしか書かないけれど、私の連載(下リンク)を読んでくださっている方が「田中さんに会いたくて来た」って言って来てくださって、ご自身のお話をしてくれました。
死にそうになりながら連載書いてきてよかった~~~~~、怖かったけどこの講演依頼受けてよかった~~~~~と心から思いました。
十人十色とかみんな違ってみんないいとかいうけどさ、それほんまなん?ちっともそんな風には思えないんだけど。”普通”や”定型”から追い出されて、寄る辺ないと感じている人の多いこと多いこと!ほんと、十人十色ってどういうことなの?
という、野良活動家わたしの発信がこんな風に誰かに影響を与えたかと思うと、それだけでもう生きててよかったなと思いました。
今回の講演、やる前はめちゃくちゃにしんどかったですが、やってみてよかったです◎
諸連絡2点
・後日この場に「講演後お便り」を公開します。アンケートに書いてあった質問や意見への回答やコメントをまとめるのでお待ちください
・今回の講演をきっかけに講演スタイルを考え直した結果、ひとまず今年度は「公開講座形式の講演依頼はやめとく」ということにしました(過去にやったことがある団体・地域については相談の上決定します)。ご了承ください。
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