見出し画像

DÉ DÉ MOUSE and AZK「Disco Revenge」:夏を駆け抜け、フロアを熱くするエレクトロニック・ディスコ・ミュージック

暑い季節を駆け抜けるシンセサイザー・ミュージック、目の前に広がるダンスフロア。DÉ DÉ MOUSEAZKの連名で「Disco Revenge」という曲がリリースされました。レトロな空気を醸すシンセサイザー・サウンド、肉厚なリズム、そして体温低めの歌声が絡み合います。

初めて聴いたとき、キックの音が強く印象に残りました。キックだけで曲を引っ張る箇所もあれば、ベースを重ねて色気を醸す箇所もあります。キックの音に魅せられ、リズムを感じながら、その上に重なるさまざまな音を味わうと、心はもう音の世界の住人です。全体的にディスコ・ソング的なイメージが浮かぶアレンジですが、その一方で、2:30前後の展開はEDMらしさが弾けます。electronic music loverの琴線に触れるであろう仕掛けがいくつもある、素晴らしい曲です。

ボーカルをとるAZKこと声優の澁谷梓希を知ったのは、『魔入りました!入間くん』のアニメです。低音の効いた、淡々とした雰囲気の声に惹かれ、のちに音楽活動もしていると知ってからは、その歌声も好きになりました。低音が魅力的なAZKの歌声は、エレクトロニック・サウンドと溶け合いながらも存在感を放ちます。

蛇足ながら最後にもうひとつ。DÉ DÉ MOUSEが影響を受けた音楽にTM NETWORKも含まれているらしく、「Disco Revenge」の歌詞に出てくる♪Drive me crazy♪や♪Be together♪といったフレーズは、その一端を示しているのかもしれないと思いました。もちろん単なる偶然という線も充分にありますが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?