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LINKIN PARK『One More Light Live』:2017年という特別な一年が凝縮されたライブ・アルバム
LINKIN PARKのライブ・アルバム『One More Light Live』は、2017年のワールド・ツアーの口火を切ったヨーロッパ公演を収録しています。アムステルダムでの録音を中心として、ベルリン、ロンドン、クラクフなどの様子も収められています。 セット・リストはスタジオ・アルバム『One More Light』の曲を中心に組み立てられました。『One More Light Live』のブックレットに書かれた解説を読むと、アルバムを録音する際に、Chester Be
LINKIN PARK『Papercuts: Instrumentals』:音に意識を集中して、曲の新たな一面を浮き彫りにする、別の世界を立ち上げる
長く活動するアーティストの音楽を聴き続けていると、スタジオ・アルバムの他に、ライブテイク、リミックス、未発表曲、デモ音源も楽しめます。加えて、インストゥルメンタルを忘れてはなりません。ボーカル・トラックを抜いたバックトラックは、曲のもうひとつの顔を見せ、新しい印象と楽しみを与えてくれます。ボーカルに向かう意識がすべて音に集中するためでしょうか。 かつてLINKIN PARKはスタジオ・アルバム『LIVING THINGS』と『THE HUNTING PARTY』のア・カペラ
LINKIN PARK「Waiting For The End」:クリアで開放的な歌声が響き、重くて軽やかなリズムに包まれる
LINKIN PARKの「Waiting For The End」は四作目のスタジオ・アルバム『A Thousand Suns』に収録されている曲です。シングル・カットもされました。Mike ShinodaのラップとChester Benningtonのボーカルが並立するLINKIN PARKの直球スタイルが聴けます。なかでも強く印象に残ったのがChesterの歌声です。以前の曲とは少々異なる印象を運んできました。 二作目でいえば「Numb」、三作目では「Leave Out
TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40th CELEBRATION-:新たな生命とリスペクトを込め、40周年のCELEBRATIONで包んだギフト
TM NETWORKのデビュー40周年に関する企画のひとつとして、11組のアーティストによるカバー・アルバムが2024年5月にリリースされました。タイトルは『TM NETWORK TRIBUTE ALBUM -40th CELEBRATION-』です。原曲へのリスペクトを感じるのと同時に、各アーティストのオリジナリティが反映された曲が並びます。 参加アーティストのリストを見て真っ先に、そして大いに驚いたのがB’zです。しかもカバーする曲が「GET WILD」というニュースに