レースの現地観戦で好きなこと
ライダーのTシャツやら帽子やらを、「どれ持っていこうかな」って選ぶ時間。ファッションショーが始まる。選べないんだなこれが。
ライダーが続々と日本に着いたよーって投稿しているSNSを見る時間。大好きな大好きなライダーが同じ地にいる!!!イベントとかの投稿を見ていると授業なんて受けている場合か!ってソワソワしちゃう。
前日夜、母に怒鳴られながらする荷造り。大体何か忘れてるけど思い出せずに終わる。
ベッドの中で、「明日だ!!!」って興奮して全然寝付けない時間。ライダーが日本に着いたって載せている写真見てニヤニヤしながらいつのまにか眠りに落ちる。
目覚まし時計の音。いつもは大っ嫌いなのに、指してる時間は朝方4時とかなのに、この時だけは好き。いつもは起きるまで1分おきに目覚ましをかけても30分くらい起きられないけど、この日の朝だけは一発でばっちり。
妹を起こさないように静かに、でもワクワクしながらする支度。大体の支度が終わって、妹を起こすのも。彼女もニッコニコの目覚めだから。
朝ご飯とお菓子を買いに行くコンビニ。真っ暗でひんやりした空気の中姉と妹と3人でコンビニに行って、大量に買っていく。緑茶が好きな私と、麦茶が好きな姉の軽いバトル。どっちも買って一件落着。
車に乗って、出発。しばらく興奮しておしゃべりしてるけど、高速に乗ってちょっとしたら眠気に負ける。ママごめん。
目が覚めたら明るくなり始めてる空。大体あと15分で高速降りるくらいの時に起きるのはなんでだろう。
車の中で食べるコンビニのおにぎり。めっちゃ美味しい!っていうわけでもないけど好き。運転席のママにも、ビニールを剥いておにぎりを渡す。
サーキットまでの道。何回も通ったからもうなんとなーく覚えた。これが見えて、次はこれが見えて。サーキットが近づくにつれて興奮も高まる。あの車もそうかな??って目的地が同じ仲間探し。別のところで曲がっちゃうと、あーってなる。
サーキットの入り口の看板。きたーー!!!
駐車場。ライダーのステッカーが貼ってある車、ナンバーがライダーのゼッケンを意識したような車。隣に止まっていた車から降りてきたのがお友達だった、なんてこともあったなあ。車の中でコンタクト入れて、化粧して、出発。
ゲートまでの道。途中でトイレに寄って、歯を磨いて。朝の空気が気持ち良い。妹と手を繋いで歩いていたら、ライダー1人1人のノボリが出てきて記念撮影。
ゲートオープン待ち。列に並びながら交代でトイレに行って、チケットを引き換えて。みんなが身につけているグッズを見るのも楽しい。あ、この人○○のファンだ、って。
ゲートオープン前にするライダーサイン会抽選。当たるかな〜ってドキドキしながら結果を見る。まだ一回も当たったことはないけれど。
ゲートオープン。チケットもぎってもらって、入った瞬間幸せな空気。
入ってすぐの、メーカーとか企業のブースを見て回る時間。パネルで写真を撮って、試乗用のバイクに跨って、パンフレットとかステッカーとか沢山もらって、ガチャガチャして、ライダーのTシャツ見てどれ買うか悩む。お財布とママと相談。
観客席に行くまでの階段。ワクワクが止まらない。
観客席に入ってサーキットを見渡す時。いよいよだ。
練習走行が始まって、ライダーが一斉にコースに飛び出す瞬間。耳栓をつけてもうるさいのに、大好きな音。
走行を眺める時間。言い表せないくらいすごい音、すごいスピード。ストレートなんて、一台をを目で追いかけようとしても首の動きが追いつかない。写真を撮ったり、好きなライダーを目で追ったり、ライディングスタイルとか音を比べたり、旗を振ったり。周りの知らない人と一緒に旗振るのはすごい楽しい。大型スクリーンと手元のケータイを使って、肉眼で見つつも情報をしっかり確認。写真はケータイのカメラじゃ上手く撮れなくて、毎年次までに一眼買おうって決意する(今年ついにミラーレス一眼を手に入れた!次の観戦が楽しみ)。
パドックに向かうエスカレーターと階段。ドキドキしすぎて転びそうになる。
パドックを歩き回る時間。いつもはテレビで見ている、大好きな大好きなライダーたちが近くを歩いてて大興奮。出待ちしてプレゼントを渡したり、サインをもらったり、写真を撮ってもらったり。ライダーがしてくれたファンサは一生の思い出。話しかけるために頑張って英語とかスペイン語のフレーズ覚えるの。
パドックで会うお友達。Twitterで繋がった人がほとんどだから、会えるのはかなり嬉しい。話し込んじゃう。Twitterの名前と顔が一致して喜んだり、新しい人に出会えたりっていうのを毎年やっていくうちにお友達が増えていって楽しい。
買ってある観客席の他にも自由席を回って色々なスポットから観戦。歩くの疲れるけどストレートもコーナーも色々な角度から見るのはすごい楽しい。
疲れたからって休憩するいつものレストラン。ホッと一息…って思ったらテレビでよく見る人たちが近くにいてびっくり。
観客席の近くにたくさん並んでる出店。いい匂い!全部食べたい。
出店のご飯を厳選して買って、観客席で食べる時間。お店の人との短い会話も、お祭り料金の食べ物も、観客席に持っていくまで待てずに食べちゃう一口も、観客席で走行見ながら食べるご飯も全部大好き。
午後だんだん暑くなってきて薄着になっていく。朝はダウン着てたのに今はTシャツ一枚、みたいな。夏のレースでは午前から汗かきまくって着替える。
ピットウォーク。直前までライダーたちが走り抜けていた場所に立って、コースをすぐそばで見れて、各チームのバイクをものすごい近くで見れて、ポスターとかステッカーとかもらえて、たまにライダーが出てきてくれたりして、幸せな時間。
これらを繰り返してたらあっという間に夕方。小学生の妹の体力がなくなっちゃうので早めに退散。ライダートークショーを横目に、名残惜しく見つつも車へ。
ホテルに向かう車。ママ運転ありがとう。起きてようとするけど結局いつの間にか睡魔に負ける。
ホテル近くでコンビニに寄って買う夜ご飯。早めに食べられるあったかい物を。翌日の朝ごはんの分も。
ホテル。チェックインして、部屋に入って、ご飯を食べて、交互にシャワーを浴びながら買った物とかもらった物を整理して、翌日の服と荷物をまとめる。その日にあった出来事を振り返る楽しい時間。
長い1日がおわってベッドに入る瞬間。睡魔が襲ってきてすぐに眠りに落ちる。幸せ。
朝起きて、ホテルでする支度。これもまた朝が相当早いけど気分は清々しい。服を着替えてメイクして出発。
サーキットまでの車の中。流石にホテルからの距離では寝ないから、楽しくおしゃべり。
また同じようにサーキットついて、歩いて、ゲートオープンを待って、入って。昨日より全然人多い〜!ってワクワクする。
予選。練習走行とはまたちょっと空気が変わる。旗振りながら応援してたら15分なんて一瞬。ライダー同士の駆け引きとか、1周に賭けた本気のタイムアタックとか、見てるこっちまで緊張する。好きなライダーのリザルトを見て一喜一憂。
会場内の実況アナウンスの声。実況席の興奮が伝わってきて、その声を聞いてみんなも興奮する。そして大事な情報源でもある。場所によっては聞こえにくいけど。
決勝前の空気。選手がスタート位置に並んで、選手紹介がされて、国歌が流れて。お祭りの空気と真剣な緊張した空気が混ざり合う。「ARE YOU READY!!!???」の実況に、「いえーーーーーい!!!!!」って旗振って叫ぶ。
レース。スタートの瞬間の緊張感、音。目の前で展開される激しいバトル。ドキドキしながら見守る。誰かが転倒した時の悲鳴。ライダーが目の前を通るたびに旗を振って叫ぶ。かっこいい、速い、すごいって小学生みたいな言葉で感動していたら数十分があっという間に過ぎる。気付いたらラストラップ、最後のコーナーを曲がってトップのライダーが見えてきた時の歓声、拍手。旗を振ってゴールしたライダーを迎える。大好きなライダーが1位になった時は本当に涙が止まらない。号泣しながらニッコニコの笑顔になる。この感動の大きさは現地観戦ならではだ。
表彰式。ヒーロー3人が表彰台に登って、トロフィー受け取って、優勝ライダーの国歌が流れて、シャンパンファイト。表彰台での眩しいくらいの笑顔が大好き。3人に惜しみない拍手を。
パドックに戻って、ライダーにおめでとう、お疲れ様、また来年、って伝えて、お友達にも挨拶して、帰る。お祭りのあとの片付けは結構早くて、ああ終わったんだなって実感する。
帰路。途中で温泉に寄って、サービスエリアでご飯を食べて、ってしながらゆっくり帰る。しばらくは興奮しながらレースについて話してるけど、だんだんと睡魔に襲われて、気付いたらもう家の近く。ママいつもごめんね、本当にありがとう。
家に帰ってベッドに倒れ込む。片付けとか明日学校とか知らない。眠い。爆睡。
翌日以降に襲ってくる虚無感。あー1年で1番の楽しみが終わっちゃった、ライダーたち次の国に行っちゃったって悲しくなるけど、買った物とかもらった物を整理したり飾ったりしてニヤニヤする。レースの後は部屋の壁を今年バージョンにリニューアル。
バイクのレースを現地観戦するときに好きなこと、好きな瞬間を思いつく限り、思うままに書いてみたけど、予想以上に多くて自分でもびっくりしてる。いつもはテレビで見ているレースを現地で観れることの楽しさ、興奮、感動ってものすごい。初めてサーキットで現地観戦した時の衝撃は今でも忘れられないし、その感動はそれ以降毎年変わらないどころか強くなっていく。これは多分、サーキットに行ってみないとわからない、味わえないものだと思う。これを読んで「お、楽しそうだな」って思ってサーキットに足を運んでくれる人が増えたら、現地観戦経験者は共感したり、自分はこうやって楽しんでいるなって再発見してくれたら、すごく嬉しい。
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