見出し画像

切欠をつくる仕事から市場に入り込む仕事へ@台湾

今までの僕の主な仕事は「台湾での一歩目のお手伝」で、例えば市場調査、展示会出展、企業マッチング、イベント企画等々でした。また経済交流等でも医薬品業界のMOU、デザイン・工芸業界のMOUの切欠にも携わられて頂きました。
あくまでも切欠を作ることが主で、その後事業が発展するか、交流が継続的に発展するか、などには関わることは少なかったのが現状です。

なぜなら求められる能力/人物が異なるからである。
「一歩目」に必要なことは「ガッツと運と現地にいること」である
一方で本格的に台湾市場に入り込むには「言語と成果の出る予算の使い方と人柄」が必要になります。

言語:単純なコミュニケーションから始まり、言語にはその土地の文化や歴史が詰め込まれている。グーグル翻訳で単純に意味が分かれば良いというわけではないのです。

成果の出る予算の使い方:言い換えるとマーケティングに近い。枠組みなどの戦略的な部分ではなく、日々新しい情報を収集し、実践と改善を繰り返し、常に企画を生み続けなければいけない。しかもアイディアではなく予算をかけて実行し、回収しなければいけない。

人柄:海外で仕事をしていると「外国人枠」のお陰で、日本では出会うことが無かった方々にお会いする機会は本当に多い。程度の差はあれコレはある意味平等である。それらの出会いを良い人間関係に築くことができるかどうかは、本人次第である。そしてこの人間関係を築けているかどうか、大事な場面で浮き彫りになると思います。

個人の感想

思い返すと、前者3つは持ち合わせているような気はしますが、悲しいことに後者3つは一つも持っていないことに、今まさに打ちひしがれています。実は本日、お店をオープンいたしました。勿論僕のお店ではありませんが、運営全般に大きく関わらさせていただいております。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000057155.html

「一歩目」よりも遥かに大きいこのプロジェクト。関わっている人、予算、皆さんの希望を考えると急に身の引き締まる思いになりました。本当の意味で台湾市場に入り込むための経験や失敗を今後も共有できればと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?