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遠くて、熱い、宮城①

今年のはじめ、宮城に弾丸ひとり旅をしたときのことを書きます。

宮城は蔵王、青根温泉。
どうして仙台ではなく蔵王なのかというと、これもまた私のミーハー精神で
かれこれ10年くらい前に見た「行くぜ、東北」のCM。

当時から大好きな木村文乃さんが出演していたCMのロケ地に泊まりたい!とずっと思っていて。学生にとってはいい~お値段だったのでずっと行けずにいたけど、ようやく。

トートバッグにカメラと服を詰め込んで、いざ東北へ。


新幹線の車窓から見る雪景色が、冬の一人旅をより一層華やかにした。

宿の一番の最寄り駅、白石蔵王で新幹線を降りた。
そこからさらにバスに乗って青根温泉の近くまで行くのだが、次のバスまで1時間。
このスカスカの時刻表!田舎出身のわたしじゃなきゃ耐えられないぜ。
何もない蔵王の駅で、こけしを見ながら1時間を過ごした。

知らない山道を、ほとんど誰も乗っていないバスに揺られる。
目的のバス停について、そこからさらに宿の送迎の車を待つ。

口を開けて雪を食べたりして、女将の車で宿へ。
山道をぐるぐるぐるぐる…

にしても遠すぎる!

「遠刈田温泉(とおがったおんせん)」は、「遠かった」がなまってつけられたという言われがあるらしいが、これはマジ。
伊達政宗もびっくりしたと思うけど、令和のわたしもびっくりしました。


朝7時に家を出て、宿についたのはもう夕方4時。

チェックインを済ませて、いざお部屋へ。
「階段長いですから、お荷物持ちますよ」
と優しい仲居さんが言ってくれたけど、
「あ、自分、大丈夫です」
と若さと脳筋を見せつけた。

のも束の間、部屋まで100段以上ある階段を上りきる頃には情けない息切れ。運動不足ですね。

ひとり旅にしては贅沢な広さのお部屋に、あの、旅館にしかない窓際の謎のスペース。大人になった…!と感じてテンションは爆上がり。
雪が積もる山の景色がまた落ち着く。

部屋で一番びっくりしたのは、あの、机の上に置いてくれあるお茶菓子がグミだったこと。
あのタイプの部屋でグミなことある⁉


長くなったので一旦これで

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