どうしようもなく叫びたい夜を過ごしている、あなたへ。

どうしようもなく叫びたい夜を過ごしている、あなたへ。

・ひとりぼっちだと感じている
・虚無感に襲われている
・寂しくて死にそう
・苦しくて、もどかしい
・辛すぎてどうにかなりそう
・泣きたい、なんなら泣いてる
・漠然とした不安に呑み込まれそう
・人生ドン底だ

そんな夜を耐えるように過ごしているあなたに、私から伝えたいことがあるんだ。綺麗事を並べるつもりはこれっぽっちもなくて、ただひたすらにそんな夜を私もいくつも過ごしては超えてきた。眠れない夜も、心や脳みそが爆発しそうな夜も、それはそれは途方もなく思えて、ただただ絶望していた。

まぁそれでも今もなんだかんだ生きていて。
本当に人生色んなことがありすぎるだろコンチクショーと思ったりしながらも、それなりに楽しく生きている私がいたりする。

さいごまで読み終えた後に「こんな人もいるんだ」って、「大丈夫かも」って、「明日は良いことあるかも」って。そんな風に思ってもらえたら。何より嬉しいなと思うのです。

少しだけ私の情報を記したいと思います。
・33歳、独身、女性、東京都在住
・個人事業主(ダンサー業など)
・多趣味(映画や音楽鑑賞、読書、文筆など)
・「変な奴」「変わってる」と、どこへ行っても言われる

ザックリこんなところだろうか。
小さい頃から「変な奴」レッテルを貼られまくったことにより不登校の経験があり、小学校高学年の時には「結婚すること」も「就職すること」も早々と諦めていた記憶がある。
なんというか「真っ当な、いわゆる安定した人生」というものを全く想像することができなかったんだ。期待も希望も持てないまま、たくさんの疑問や違和感を抱えて私は大人になった。

今のところ会社員の経験もない。結婚歴もない。今までの主な仕事(バイト含む)は
・映画館スタッフ
・Web編集部アシスタント
・ダンサー
・ホステス
・バーテンダー
こんな感じ。
転職したりする度に「あいつ紆余曲折だよな」って言われてた。その度に「これでも！ベストを！！尽くしてるんだよおおおお！！！涙」と、心の中の私は異議を申し立てていた。誠に遺憾であった。

気がつけば色んな職種や色んな店舗を渡り歩いていた。ちなみに念のため伝えておくと、これでも超真面目人間だし完璧主義な方なのである。これが割と厄介でクセの強い部分でもあると自覚はしている。

とにかく紆余曲折ばかりで、まとまらなくて、カオスな人間なのである。多趣味ゆえに好きなものもたくさんあるし、好奇心が旺盛ゆえに興味関心が尽きることはない。基本的にオタクなんだと思う。

一体全体このまま私はどうなってしまうんだろう。常に最善の選択をしてきたはずなのに、周りはどんどん出世していくし、どんどん結婚していく。どんどん取り残されていくような感覚に陥るし、どんどんどんどん不安になる。

そんなどうしようもなく叫びたい夜を過ごしている、そう、それはかつての私だったんだ。

33歳になった今。
様々な職種を渡り歩いた結果、なんとこんな私でも、まとまりつつあるのだ。盛大に紆余曲折しまくった果てに、今までの経験が、点と点が繋がってきたのである。これは自分でも相当びっくりしているし不思議な気持ちである。

今までの経験が全て活きる。
そう確信したんだ。
今ならこれができて、これもできるようになったよね。あんなことやこんなこともできる。あっ、あれも持ってるね。...ってことは、こんなことができるんじゃ？...そんな風に、ある時、気がついたんだ。
人生に無駄なことはないってよく言うけど、あれは本当だった。嘘みたいだけど奇跡は起こるし、それにはそれなりの理由がある。

茨の道にしか見えなかった日々。傷だらけになりながら転がりながら、もがき続けた日々。
人様に何と言われても、悔しくても泣きたくても、全てを降参したくなっても。

どうか生きることを諦めないでほしいな、と。思ってる。

人には人の、それぞれの地獄があるんだと思う。それって比べることじゃないし、比べられることでもなくて。
苦しいよね。辛いよね。痛いよね。寂しいし怖いし、もどかしいよね。自分のことも人のことも、なにもかも嫌いになったり許せなくなったり。消えちゃいたいって思ったり。

それでも。
疲れたら休みながらでいいし。泣きたくなったら泣いていいし。今、生きている。たったそれだけでも、あなたは本当に素敵で、すごい存在なんだ。

変な奴の戯言だと思っても全然OK。
ただ伝えたいのは、生きていることが大切ってこと。あなたにはあなたの生きる道があって、それはユニークでスペシャルなもの。
好きなものは好きでいいと思うし、やりたいことはやるのがいいと思う。善は急げ！って言うしね。学びたいことは学ぶといいし、食べたいものは食べたらいいと思う。

私たちが知らないだけでも色んな選択肢や方法がある。世界はどうやら、とんでもなく広いみたい。

大丈夫。私も何回か死にかけたけど生きてるし、なんなら今、結構楽しくやっている。
生きれば生きるほどに「おっ、こんなことが起きるのか！！」とか「えっ、これってもしかしてこういうこと？！」って、毎日たくさんの発見や驚き、気づきがある。正直、「おい人生！どうなってんだ？！おもろすぎるだろ！！」って今は思ってる。

どうしようもなく叫びたい夜を過ごしている、親愛なる勇敢な、あなたへ。

等身大の私からの提案です。
私もさ、この先どうなるかなんてわからないよ。でもなるべく明るく楽しくゆるく穏やかに、そんな風に生きたいなって思ってる。
一緒に生きてみようよ。カオスな世界でカオスな人間かもしれないけど、それでいいじゃん。

あなたが抱えている疑問や違和感も、ぐちゃぐちゃな感情たちも、あなた自身も全部ひっくるめて、いちばん大切にしてあげて。

長くなったけど、ここまで読んでくれて本当にありがとうね。私も眠いや。寝よう。

どんなに険しく途方もない夜も、明けるから。
大丈夫。心と身体をあたたかくして過ごしてね。

明日また「おはよ〜」って言い合えるのを楽しみにしてるよ。それじゃ、おやすみ。私より。