「質問箱」の質問と回答(カット編)
埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!
今回もTwitterで行ってる「質問箱」に届いた質問(回答済み)をいくつかご紹介したいと思います。
自分の戦型がカットマンということもあり、最近カットマンの方から質問が増えてきました。
近年、カットマンは減少傾向にある戦型なので、同じカットマンの方からの質問は嬉しいです。
ということで、カットについての質問と回答をご紹介します。
※質問箱で答えた内容に加筆したものもあります。
【ラケットとラバーを選ぶ基準について】
【回答】
カットマンでもプレイスタイルは様々です。
自分は、守備が7割で攻撃が3割といった感じなのでラケットは弾み過ぎず、弾まな過ぎずのバランスの良いラケットを選んでいます。
また、バックには粒高ラバーを貼っているため、ラケットが弾んでしまうと抑えがしにくくなり、ラバーでの調整も難しくなります。
バック面のラバー(粒高)を選ぶ基準は、抑えがしやすく安定感のあるものです。
フォア面のラバーを選ぶ基準は、攻撃をした際は適度な弾みがあり尚且つバックサービスが切りやすいものです。
特にバックサービスでの切れ具合と、切った際のボールの重さは個人的に重要視しています。
【カットマンのサービスについて】
【回答】
戻りの速さからです。
バックサイドからフォアサービスを出すよりも、バックサービスを出す方が中央に戻りやすくカットに入りやすいというメリットがあります。
カットマンでも、攻撃に自信がありサービスから3球目攻撃を多用する場合はフォアサービスを出す人もいます。
【カットマンへの転向について】
【回答】
攻撃型からカットマンへの転向で活躍している人は多くいます。
カットマンでも守備重視や攻撃とカットを半々、攻撃多めなどプレイスタイルは様々です。
「T.T彩たま」の英田選手のように両面裏ソフトラバーで、攻撃をメインにカットするプレイスタイルもあります。
これまで攻撃型で培ってきたものはカットマンに転向したとしてもプラスになると思いますが、カットを独学で身につけるのは正直難しい部分もあります。
スイングの仕方、体重移動、足や身体の使い方、プレイ領域なども大きく変わるため、きちんと指導してくれる人がいないとそれなりの形になるまでは、かなり時間が必要になるかもしれません。
高校一年生ということですが、これからカットの指導が出来る人に習ったとしても、1年で形になるかどうかだと思います。
卓球歴が4年ということですが、攻撃型でもまだまだ十分に成長は出来ると思います。
それでも、カットマンに転向したいという気持ちが強く、長い目でみて粘り強く出来るのであれば転向してもいいと思います。
カットを指導してくれる人がいない場合は、カットマンの動画を繰り返し見て参考にしたり、自分の練習してる姿を動画で撮って、頭の中のイメージと実際の動きを確認しながら修正する方法もオススメです。
【ラバーの厚さについて】
【回答】
フォア面に貼っているラバーの種類にもよります。
テンションではないラバーなのか、テンションラバーなのかで弾みは大きく異なります。
ラバーが弾み過ぎてしまうと切って返すことが難しく、角度で当てて返すだけになってしまったり、身体で抑える感覚や体重移動も覚えにくくなります。
また、厚さだけではなく柔らかさも重要です。
カットマンになりたてで、基礎を身に付けている段階であれば、テンションではないラバーで厚さは「中」、スポンジも硬すぎないものの方がいいと思います。
まずは、弾みが強過ぎないものでしっかりとスイングして自分の力で飛ばすくらいのものがオススメです。
【粒高ラバーで切る感覚について】
【回答】
粒高ラバーを使っているから抑える感覚が身につかないということはありません。
粒高ラバーでも、粒の倒れる感覚、スポンジに食い込む感覚、切る感覚などをみつけることはできます。
それには当て方、スイングスピード、インパクトの強さなどが必要になってきますが、それはどのラバーにしても同じだと思います。
ラバーを変えるよりも、今の粒高ラバーでその感覚を身につけた方がいいと思います。
下半身の使い方、スイングスピードの早さ、スイングの力のメリハリ、ボールをしっかりと引きつけてからのダウンスイングなど技術的な部分を見直すことも必要です。
また、ラケットが弾みすぎる、スポンジが厚すぎるなど用具が原因で感覚を身につけにくい場合もあります。
【剛力スーパーカットについて】
【回答】
組み合わせや打球感は好みになります。
「剛力スーパーカット(ニッタク)」は硬い粘着ラバーとの相性がいいかもしれませんが、それが全ての人に合うとは限りません。
また、ボールを持ちすぎる事でのデメリットは、パワーがある(インパクトが強い)人が使うとコントロールしにくい、威力が出ないなどの原因になる可能性があります。
力の強い人は自分の力でボールをラバーに食い込ませることができ、ボールをコントロールしたり威力を出すことができます。
なのでトップ選手になると力を発揮しやすい硬めのラバーを使う人が多いです。
逆に、柔らかいラバーはインパクトの弱い人が力をおぎないやすいです。
以上が、「質問箱」に届いた質問と回答になりますが、ご紹介した回答は、これが絶対という考え方や方法ではないので、自分と違う意見やこんな考え方、こんな方法などもありますよ!という方は遠慮なくコメント下さい!
ということで、「質問箱」に寄せられたカットについての質問と回答をご紹介しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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