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ミズノ・アルティウスシリーズ(INNER/COMBO/OUTER)

埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!

今回は、12月中旬にミズノから発売されるラケット「アルティウスシリーズ(INNER/COMBO/OUTER)」について書きたいと思います。

ただ、このラケットの詳細についてはミズノのHPにある特設サイトで分かりやすく説明しています(笑)


【 選び戦え、3つのアルティウス。 】

ということで、今回お伝えするのはラバーを貼っていない状態のラケットでボールを弾ませた際の打球感や弾み、そして他メーカーで似たラケットと比較した感想です。

それでは本題に。

アルティウスOUTER

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特殊素材(アラミドカーボン)を上板のすぐ下に配置することで、特殊素材の良さを生かした強い弾みが特徴のラケットです。

このラケットと比較したのは、「ヤサカ・アルネイド」と「バタフライ・ティモボルALC」です。

この2本を選んだ理由は「同じ板厚(5.8㎜)」「平均重量(85g~86g)の近さ」「同じアウタータイプ」からです。

この3本を比較すると一番弾みがあったのは「アルティウスOUTER」でした。

これは「アルティウスOUTER」の上板が他の2本と比べて薄く、より特殊素材の特性が出やすくなっていることがポイントだと思います。

ただ、弾みが強いといっても単純に硬くて弾むというわけではなく適度な柔かさも感じました。

恐らくですが、特殊素材の下にある添え芯が比較的柔かいものを使用しているからだと思います。

アウタータイプで軽く、高い弾みがありながら操作性のいいラケットを求めている人に向いていると思います。

アルティウスINNER

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特殊素材(アラミドカーボン)を中板を挟むように配置することで「木材」と「特殊素材」両方の良さを引き出したコントロールがしやすいラケットです。

比べたラケットは、「バタフライ・インナーフォースレイヤALC-S」です。

このラケットを選んだ理由は「板厚の近さ」からです。

ちなみに両ラケットの板厚は、インナーフォースレイヤーALC-Sが「5.5㎜」、アルティウスINNERが「5.6㎜」

ラケットの弾みは、アルティウスINNERの方が弾みました。

ここは板厚が「0.1㎜」厚いこともあると思いますが、硬すぎず柔らかすぎずで万能なラケットという印象でした。

特殊素材ラケットを初めて使う人、スピードよりも回転を重視した特殊素材ラケットで軽いものを探している人に向いたラケットだと思います。

アルティウスCOMBO

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「アルティウスINNER」同様、特殊素材(アラミドカーボン)を中板を挟むように配置してあるのですが合板1枚1枚の厚みを緻密に計算することで「OUTERタイプ」と「INNERタイプ」の中間の打球感を実現したラケットです。

今回リリースする3本の中で一番注目のラケットだと思います。

このラケットと比較したのは「バタフライ・インナーフォースレイヤーALS」「ヤサカ・アルネイドインナー」の2本です。

選んだ理由は、「アルネイドインナー」と「アルティウスINNER」は「同じ板厚(5.8㎜)」「同じ平均重量(85g)」、そして「インナーフォースレイヤーALS」を選んだ理由は、インナータイプで最も人気のあるラケットだからです(笑)

ちなみに「インナーフォースレイヤーALC」の板厚は「6.0㎜」。

まず弾みは・・・
「アルネイドインナー」>「インナーフォースレイヤーALC」>「アルティウスCOMBO」の順でした。

ここでの注目は、「インナーフォースレイヤーALC」と「アルティウスCOMBO」の弾みの差です。

この2本の弾みの差は本当に微妙で、僅かに「インナーフォースレイヤーALC」の方が弾みました。

打球感は「アルティウスCOMBO」の方が柔らかく「インナーフォースレイヤーALC」はそれよりも僅かに硬く感じました。

ただ、気になった点は「アルティウスCOMBO」の重さです。

今回球突きをしたラケットは、平均重量より「5g」軽い「80g」、インナーフォースレイヤーALCは「88g」でした。

本来、同じラケットで「5g」の違いがでると、弾みや打球感もそれなりに違いがでます。

もし、85g以上の個体であれば「インナーフォースレイヤーALC」よりも弾むのではないかと思いました。

そして、現在国内で正規に流通しているラケットの中で最も「インナーフォースレイヤーALC」に近く、加えてやや柔かい打球感、軽量となると使用する人の幅もより広がるのではないかと思います。

ただ、今回はラバーを貼っていない状態で球付きをしただけなので、ラバーを貼ったラケットで試打をすると違う部分もでてくると思うので、今後ラバーを貼った状態で試打をしてその辺りも確認できればと思います。

しかし、今回のラケットだけではなく、ラバー(Qシリーズ)も併せて発売するミズノの「卓球」に対する本気度が伝わってきます。

個人的には、これからの発売が楽しみな仕上がりになっていると思います。

ということで、簡単ではありますが12月中旬にミズノから発売されるラケット「アルティウスシリーズ(INNER/COMBO/OUTER)」について書いてみました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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