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試打(ジキル&ハイド V47.5)

埼玉県さいたま市にある卓球用品専門店・大宮卓球🏓で店長をしています!!卓球の楽しさや奥深さ(マニアックな部分)、ちょっとした雑学や知識など自分が書きたいことを投稿しています!!

今回は、XIOMから発売されたラバー「ジキル&ハイド V47.5」を試打した感想を書きたいと思います。

この「ジキル&ハイド」シリーズはいくつかの種類があるのですが現在発売されているのは「ジキル&ハイド H52.5」と「ジキル&ハイド V47.5」の2種類です。

「ジキル&ハイド H52.5」は、中国ラバーに近い最新型の粘着性トップシートとエネルギーに満ちた高硬度スポンジを搭載したラバー。

そして今回試打をした「ジキル&ハイド V47.5」は、超特級の引っかかりの中に潜む高反発ラバーというコンセプトのラバーです。

そもそもインパクト大のネーミングですが、このネーミングとなった理由をXIOMのHPから一部をご紹介したいと思います。

キル&ハイド――スティーヴンソンの小説『ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件』から拝借した刺激的なネーミングのこのラバーシリーズは、その主人公が二重人格の持ち主であることからインスピ―レーションを得たものだ。
すなわち、性能面における<二面性>が特徴となっている...

そうなんです、この「ジキル&ハイド 」シリーズの最大の特徴は「二面性」です。

ちなみに「ジキル&ハイド H52.5」の二面性は「安定性」と「決定力」の同居、そして今回試打した「ジキル&ハイド V47.5」の二面性は「直線弾道」と「ハイスピン」となっています。

もっと詳しく知りたい方は、XIOMのHPをご覧下さい(笑)

XIOM JAPAN

そんなこんなで、そろそろ本題へ。

今回試打した「ジキル&ハイド V47.5」の厚さは「MAX」。

使用したラケットは攻撃用ではなく、本職であるカット用の「松下プロモデル」に貼ってみました。

カット用で試打をしようと思った理由は特にありません(笑)

ラケットのバック面には、フェイントロングⅢ(超ゴクウス)を貼った状態で「118g」。

ラバーを貼ってトータル「173.5g」でした。

ちなみに、ラケットのブレードサイズは「166×155㎜」です。

ラバーを貼る前はもう少し重くなると思っていましたが個人的には丁度いい重さでした。

まず、打った際の第一印象ですが、そこまで硬さを感じることがなく球離れも早すぎるという印象はありませんでした。

ここは、今回使用したラケットが木材のみで低反発なカット用ということもあるとは思います。

ボールの飛び方は「直線弾道」ということで、確かに飛び出しで上に上がるような感覚はありませんでしたが、思い通りに台に収まってくれ、滑るという感覚はありませんでした。

力を入れて打った分だけ飛んでくれるような感覚もあり、自分の力をしっかり伝えることができるラバーという印象で、後ろに下がって打っても飛距離は十分に出ました。

ただ、ラバーの性能を活かすには一定以上のインパクトの強さやスイングスピードの早さが必要だと思います。

カットをした際の感想ですが、忖度なしでいいます・・・

かなり良かったです(笑)

何が良かったのかが重要ですが、個人には「球離れ」です。

人によって何を重視するかは異なりますが、自分はバックスイングが小さくスイングスピードもそこまで早い方ではないのでカットした際に球離れが早すぎず、適度に残ってくれものの方がコントロールがしやすく合っています。

その感覚が「ジキル&ハイド V47.5」にはありました。

ただ、適度に残ってくれるといってもシートやスポンジが柔らかく「食い込んでくれる」という感覚とはまた違い、ここは表現しにくい部分でもあります。

そして、ラバーを選ぶ際にもっとも重要視しているポイントがあります。

それは、バックサービスを出した際の「切れ」です。

個人的に、ここの感覚が良くないと攻撃やカットの感覚が良くても候補として入ってきませんが、ここも良かったです!

しっかりと切ってもスイングスピードにシートが負けることがなく、シートの強さを感じることができました。

カット用として個人的に今後も使用していきたいと思ったラバーでした。

今回はカット用のラケットで試打をしたので、攻撃型の人には参考にならないかもしれませんが、次は攻撃用のラケットでも試してみたいと思います。

ネーミングやパッケージの奇抜さだけではなく、中身もしっかりとしたラバーだということが分かりました(笑)

ということで、今回はXIOMから発売されたラバー「ジキル&ハイド V47.5」を試打した感想でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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