人生でふと思い返すことの多いフレーズってあるよね

皆様こんにちは。
前回の記事からどれだけ間が空いたでしょうか。

今回は音楽について記そうと思ったのですが。
皆さんは普段生活していて、ふと様々な
メロディーやフレーズが思い出されることって
ないでしょうか。ありますよね。

今回自分の生活の中で、ふと思い返すことの多い
曲5選を考えてみました。
もし知らない曲があれば、ふーんあっそくらいに
流しておいてください。

でももしかしたらそんなフレーズが、
意外とあなたの人生の助けになるかもしれません。

①田園/玉置浩二

ビートたけしさんや、ナイナイの岡村さんも
この曲に励まされたとおっしゃっていましたが、
自分が辛い状況や、しんどい時期に思い返すことが
多い気がします。

"生きていくんだ それでいいんだ"

生きているだけで素晴らしい、という
究極の肯定。普段人から生きているだけでいいって
言われることってまずないですよね。

この曲に出会ったのは、小学校高学年の頃で、
当時は周りの友人達の間で、古い曲を
聴いてる、知ってるのがカッコいいみたいな
風潮がありました。そんな中YouTubeで
昔の曲を聴いていた時、耳にしたのがこの曲。

当時は東日本大震災が発生した直後で、
被災地で辛い目に遭っている人々の姿を
連日テレビで観ていました。

なんとなくそんな大変な境遇の人々と、
自分がふと重ね合わせられるようで、
この曲にとても励まされた記憶があります。

多分この曲は玉置浩二だから響くのであって、
そこら辺のおっちゃんが歌っても響くことはない、
と書こうと思ったのですが、それはそれでなんか
響きそうな気もしてきました。

世界観の全くよくわからんMVも必見です。

②N.O./電気グルーヴ

先ほどの田園が全てへの肯定の歌なら、
こちらは全てを全否定する歌。

"学校ないし 家庭もないし
ヒマじゃないし カーテンもないし
花を入れる花ビンもないし
嫌じゃないし カッコつかないし"

学校もないし家庭もない、ということは
この主人公には何も責任や守るべきものがない
ということです。
にもかかわらず、ヒマじゃないと言ってのけたり
カッコはつけたがるという、どうしようもない
めんどくさりのクズです。

"話すコトバはとってもポジティブ
思う脳ミソホントはネガティブ
バカなヤングはとってもアクティブ
それを横目で舌ウチひとつ"

そんなクズ野郎ですから、当然性格も
捻くれに捻くれているわけです。
"バカなヤング"というのは陰キャから見た陽キャ
のことで、羨ましいと思いながらも悪態
ついてるこの感じ。

正直自分自身と全く同じだと思いました。
教室の隅でホコリ食ってた中学時代に
衝撃を受けました。

この曲で一番好きなフレーズは

"先を思うと不安になるから
 今日のトコロは寝るしかないね"

どんだけ悩み抜いても考え抜いても解決できない
問題や心配事は山程あるし、この先の人生に
おいても嫌というほどのしかかるでしょう。
もちろんそれらを解決したり、乗り越えることが
できれば強みになります。

しかし、自分1人ではどうにもならないことも
たくさんあったりするわけで、、

そんな時にはもう、寝てしまおうと。
遠い未来を考えて不安になるよりも、明日。
なんなら現在。とにかく今だけを考えて
過ごすのも時にはいいんじゃないかと。

全てを否定する曲なのに、なぜか肯定されている
気分になるのはとても不思議ですよね。

また、先ほどの田園が全肯定ならこちらは
全否定と、矛盾していながらも違う角度から
励まされている気がして、これまた不思議ですね。

③ばらの花/くるり

この曲に関しては、サビのフレーズがとにかく
特徴的。

"安心な僕らは 旅に出ようぜ
 思い切り泣いたり笑ったりしようぜ"

「旅」というのは、安直なメタファーですが
「人生」とも捉えられると思います。
しかし問題なのは"安心な"というフレーズ。

先ほど言った通り、人生には不安や心配が
つきものです。何一つ安心だと確証できるものは
ありません。

しかしこの曲でははっきりと、"安心"であると
言ってくれています。ましてや、思い切り感情を
出すことも肯定しています。

ボブ・ディランがくよくよするなよと
言ったように、この曲は人生への漠然とした
不安や悩みを楽にしてくれる薬のような
気がします。

ちなみにごめんなさい、奥田民生バージョンの方が
好きです。

④the pillows/Funny Bunny

山中さわおは日本で5本の指に入る
名作詞家だと思っていますが、
特にこの曲はクるものがあります。

僕がこの曲を知ったのは、SKET DANCEという
漫画作品の中です。主人公やその仲間たちが
文化祭でこの歌を歌うシーンがありました。

当然漫画なので、字面でしか曲を感じ取ることは
できませんが、それでも何となく良いことを
言っている気はしていました。

そして、いざ本人の歌唱と演奏がのると、
それはそれは素晴らしい楽曲であることに
気がつくわけですわ。

"君の夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ
 風の強い日を選んで 走ってきた"

自分でしっかりやってきた、頑張ったという
思いがあれば、叶わない夢なんてないんだ。
彼らはそう説いてくれるわけです。
段々就職対策のセミナーみたいになってきた。

ちなみにこれもごめんなさい。
ELLEGARDENバージョンの方が好きです。

⑤ソラニン/ASIAN KUNG-FU GENERATION

トッポってすげえよな。最後までチョコたっぷりだし。
アジカンってすげえよな。俺の姉ちゃん世代くらいなのに全然俺ら世代にも響くし。

この曲はそのまんまソラニンというタイトルの
映画を観て知りました。
当時小4〜小5くらいの私の憧れは宮崎あおいさん
でした。そしたら映画云々よりこの曲が
とんでもなく良いことに気がつきました。

まずイントロね。なんだろうあの高揚感。
でも哀愁もある。始発でも終電でも真っ昼間でも、
どの時間帯に電車乗っててもふと聴いてしまう。

"たとえば ゆるい幸せが
だらっと続いたとする
きっと悪い種が芽を出して
もう さよならなんだ"

「あの頃は楽しかった」「あの日に戻りたい」
叶うはずのない願いだとしてもふと、過去に
戻りたいと思うことは誰しもあるわけで。

でも、それで本当に戻れたとして、やり直せたと
して、果たしてそれで幸せになれるのでしょうか。

ここではそんな過去の幸せな日々を思いながらも、
そんな過去に決別しなければいけないとも
感じている人間の葛藤が見えます。
どこかでやはり、変わっていかなければいけない。

"さよなら"するのは、周囲の人間とではなく、
過去の自分自身とであるということです。

1番Aメロのフレーズ

"昔住んでた小さな部屋も 今は他人が住んでんだ"

過去の思い出がたくさん詰まった場所でも、
もうそこは既に他の人の思い出が詰まった
場所になっている。

それは自分の部屋だけでなく、よく行ったお店
とか、通ってた学校とか、亡くなった婆ちゃんが
住んでた家とか。

そんな別れを告げてばかりの人生に
疲弊した主人公は冒頭で歌います。
"さよならだけの人生か" と。


といった具合に、今回は私自身が
影響を受けた音楽達について紹介しました。

皆さんの影響を受けた音楽や歌詞も
是非聞かせてください。では。

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