なぜ友達に勧められた動画は面白くないのか

「この動画 面白いから 観てみてよ」
これが、この世で1番最悪の川柳とされています。小学校の頃にあった友達に関する標語でこの文を提出すると、一発退学になります。


なんか他人に勧められた動画って面白くねーよな。動画だけじゃなくても、ラジオとか、音楽とかでもこの現象が起こる。


私の友達はVtuberが好きで、電話してる時にホロライブの切り抜き動画をよく勧めてくれる。長くても10分ちょっとの動画だから、ギリ見れる。でも、これ結構きついんだ。全然面白くない訳じゃないけど、ちゃんと笑うとか、驚くとか、可愛いとか反応を示さなきゃいけない。それに、面白いからって言われるから、面白さのハードルが上がっちゃう。 


反応の義務感面白ハードルの高さで、全然面白くなくなる。これが私の考察である。


別の友達に、この回の星野源のオールナイトニッポンが面白いから聴いてみて、と言われた。ご親切にURLも貼ってくれた。でもANNって長いじゃん。2時間くらいある。どこが面白いかも分からないままの2時間は苦痛だ。それで、聴くのを渋ってて、感想を返さなかったから、私が病んだと思ってLINEが来た。「大丈夫か?」じゃないのよ。大丈夫ではないのよ。ANN聴かなきゃ!って義務感に苛まれてるから。


その友人は本も勧めてくれる。2冊、写真付きで送ってくれて、「これおすすめ」みたいな。だからその日に、本屋で買って帰ったら、驚かれた。それでゆっくり読み進めている。感想はめんどくさいから言わないかもしれない。


このように私は、勧められた動画やラジオ、本に難儀している。これだけ難儀してるから自分から他人に何かを勧めることはしない。何を面白いと思うかは人それぞれですし、面白いからって勧めて、面白くない、と思われるのが悲しい。そして、気を遣って面白いと言われるともっと悲しい。だから私は他人に勧めない。勧めるとしても、写真とか数十秒の動画まで。


でも分かるんです。オススメしたい気持ち。面白を共有したい気持ち。面白を共有したいなら、同じ時間に同じものを見て過ごすのが1番な気がします。それか、同じ面白ベクトルを持ってる人と共有するとか。本を勧めてくれた友人は、趣味嗜好が似てるから、オススメが他の人より信頼できる。他の人のおすすめより面白い。


そんな人いないよ〜、って人はいますか。そしたら私を頼ってください。面白動画を送りなさい。「おもしろ〜!!!」って返しますから。


それではまた次のnoteで。ナカジマでした。

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