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臨床1年目の教科書

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リハカレスタッフによる、新人さん向けのマガジンです。
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2020年8月の記事一覧

療法士の”中弛み”

今年就職した新人はそろそろ5ヶ月が経とうとしています。 そろそろ襲ってくるのが ”中弛み・・・・”ではないでしょうか? ルーティン作業もある程度できるようになり、 任される担当数も増えてきて、 仕事の内容が見えてくるころ、 『こんなんでいいや〜』となりやすいです。 その”中弛み”になる前、またはなってしまっている現状を脱出するためにはどのようなことが必要でしょう? 私の経験を整理していきました 1 業務としてやっている療法士の仕事のメインが ”リハビリプログラムの実施”

認知症をお持ちの方との関わり

臨床で働いていると必ず関わることのある ”認知症” 1年目の場合は、経験もないため、 ・この場合はどうしたら? ・HDS-RやMMSEは検査したけど・・・ ・重度の場合はどういったことをすればいいのか? と悩みがあるのではないでしょうか? 私は作業療法士という特性から 認知症症状が強くなっている方を担当することが多くあります。 その中で私がどう進めていくのか?をご紹介しましょう。 1 認知症の状態認知症とはどのような状態なのでしょうか? 医学的には前頭葉と側頭葉の萎縮に

ラポール形成

臨床でも、養成校でも常に意識するラポール形成。 つまり、信頼関係をどう築いていくのか?です。 特に1年目は覚えることが多く、 常に緊張し、忙しい日々を過ごしており、 患者さん、利用者さんとの信頼関係に不安を抱えている 療法士も多いのではないでしょうか? 今回は、私が臨床で信頼関係を築く際に気をつけていたポイントを 整理していきました。 参考になったら幸いです。 1 話を聞くことまずは、相手の話を聞きましょう。 臨床で働いているとどうしても自分のスケジュールに患者さん・