マガジンのカバー画像

臨床1年目の教科書

211
リハカレスタッフによる、新人さん向けのマガジンです。
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

患者さんの目を見て話せていますか?

患者さんにどうにかして還元したい! そんな強い気持ちを持って療法士になったからこそ、1年目の最初にぶつかる壁。それが、”目を見て話せない”です。 私も経験しました。どうしたらしっかりと利用者さん・患者さんと向き合えるのか?今年作業療法士10年目を迎えた私が出した結論は、 しっかりと仮説→検証をすることです。 ①なぜ目をみて話せないのか?お話しをしている時に自分の中で「後ろめたい気持ち」があるからではないでしょうか? 『本当にこれでよくなるのかな?』 などと、自分の評価やアプ

管理職が新人に求めている言葉

新人療法士は様々な仕事のやり方を教わって、そろそろ自分でやってみる頃でしょうか?その中で、緊張して、気張って、できないと思われないように・・・となり、先輩の目が怖くなっていませんか? 様々な仕事を説明している先輩や上司は新人さんのある言葉に敏感になっています。それは 「はい、わかりました」です。 この言葉を聞くと、先輩は安心できない場合があります。『本当にわかっているのかな?大丈夫かな・・・』と心配になっているのです。 そんな時、上司や先輩はどのような言葉を言ってもら

今年1年目の療法士へ

今年は新型コロナウィルスの影響で色々と慌ただしい働き始めでしょうか? 私が作業療法士免許を取得して『いざ臨床!』と意気込んでいたのが9年前… 最初に私が臨床に出て思った事は 『俺、何も出来ないじゃん… 担当俺じゃない方が利用者さんは幸せじゃない?』 でした。 恐らく、この悩みに陥る1年目は多いと思います。 その悩みを抱えて、臨床にいる療法士に10年目のOTからアドバイスです。 ①悩み続けてください その悩みは患者さん・利用者さんと真剣に向き合っている証拠です。私も10年