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バカリズム ノンレムの窓 & 欲望喫茶

ブラッシュアップライフで作家としての格をまた一段と上げたバカリズム。春夏秋冬の年4回日テレ版世にも奇妙な物語的短編ドラマと些細な欲望を満たすために立ち上がったテレ朝の新番組がチャンネルを跨り2時間連続で放送された。

ノンレムの窓
濱口竜介の偶像と想像にも通ずる短編ならではの自由度の高いコントのような作品集。スーパーのレジの行列で繰り広げられる三者の視点と葛藤は今話題の映画怪物のようだった。役者にコントをやらせるとちゃんとドラマになり説得力が増す。

欲望喫茶
喫茶店に集まった芸能人たちがお金をかけずにアイデアと話術のマンパワーのみで挑んだ問題作。アートとミニマルなお笑いの掛け算が冴え渡っていた1人ごっつ期の松本人志を思い出した。

トツギーノのブレイクから大喜利と脚本家で地位を確立し残すは映画監督。提言ではなく真っ直ぐ勝負した作品で松ちゃんを超えてくれ。