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オークラ 自意識とコメディの日々

佐久間宣行のオールナイトニッポンで度々ゲスト登場し、お笑いを熱く語っていた放送作家のオークラが自伝書を出版した。自分が歩んできた東京のお笑いの歴史と出会ってきた数々の天才芸人を余す事なく掘り下げとても面白い内容だった。

ダウンタウンのごっつええ感じとシティボーイズのコントライブが彼の人生を変えた。何かに出会い夢中になることは誰にだってある。

さまざまなカルチャーが融合するコントライブを作り上げる。

本の中で何度も掲げている自身の目標。芸人を諦めてもバナナマン、おぎやはぎ、ラーメンズ、東京03達との出会いによって達成された。もちろん効率の良い近道などはなく一歩一歩地道に続ければいつか必ず実現する。

そしてこの自伝書をはじめ、ドラゴン桜の脚本執筆やバナナマンのコントがNetflixで配信されることで次のフェーズに突入した。自分の愛するコントをより多くの人に届け、次世代に繋げていく覚悟が感じられる。

ダウンタウン、シティボーイズからバトンを受け取った彼が今度は渡す側に回った。これからそれを受け取った未来のコント師が登場するのもひとつの楽しみである。

愛は形を変えて存在し続ける。