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私的哲学

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正しいかはさておき、私なりの哲学を書き綴った記事たち。
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辛い感情の正体は他人への期待

人が悲しむとき、怒るときというのは、裏切られたときがいちばん多いように思う。じゃあ裏切られたときというのは、どういうときか考えてみると、自分が期待した結果が得られなかったときなのではないだろうか。 芦田愛菜ちゃんが3年前、映画「星の子」のイベントで、「信じる」ということについて下記のように述べていた。 正直、これを初めてみたとき、あまりピンとこなかった。というのも3年前の今頃は、コロナ禍の最中で人との関わりも少なく、人に期待をするという感覚が思い出しづらかったからだ。

趣味嗜好で形成されるアイデンティティ

アイデンティティとは、社会や他者との関わりのなかで、「自分は何者か」を自他ともに認識することだ。 例えば、「あなたはどんな人?」と聞かれて、「責任感が強いです」と答えたとする。その「責任感が強い」という認識は、普段生活するなかで、「私って責任感が強いな」と感じたり、他者から「あなたって責任感が強いよね」と言われることで確立されていくという。 初対面で生まれる認識のズレ 家庭や職場、学校生活など、継続して他者と関係を築けるコミュニティにおいて、アイデンティティは正確に確立