オホーツクのアナウンサーの日記(2024年5月25日)

5月25日 雨 くもり

これまででもっとも時間が経ってから書く日記。

ニュースを3本読んだ。
新聞社が制作した紙面掲載用の記事をおもに読む。
新聞記事の文体と、音声表現用の文体は、構造が異なる。「〜した」を「〜しました」に置き替えることはもちろんのこと、「いつ・どこで・だれが」を説明するタイミングも異なることから、修正していく。段落の順番を入れ替えることもある。
NHKで5年間ニュースを読んでいたのもいまや昔。
日々、テレビやラジオのニュースを聞いて、忘れないように、いや、アップデートできるようにと努めている。これは当たり前といえば当たり前のことで、これをしていますと言うアナウンサーもそういないだろうが。
ニュースリードを聞いていない人のニュースリードは、すぐに分かる。と思っている。
私はきれいに読める方ではない。しかし、違和感を極力排除したい。うまく読もうとするのは、違う。聞いている人が「違和感を持たない」、極端に言えば「何も感じない」読み方が、私の理想だ。

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北海道の東側、道東のオホーツク海側でアナウンサーをしている、伊藤ゆりかです。東京の50分の1の人数が、東京の5倍の面積に住んでいるという「隣人までの距離が遠い」この地域で、「あなたの隣のアナウンサー」を名乗って生きています。

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